新入社員のAさん「どうやって、その論理的な説明力を鍛えるのですか?」
BECK「同僚や上司と仕事との話をするときにも、まず、主張があるか? それを裏付けるデータがあるか? そして論拠は正しいか?という意識を持つことだね。」
新入社員のAさん「なるほど。そうやって優秀なモニターは普段からコミュニケーション能力を鍛えているんですね。」
ぽちりん「そもそも「論理的」とはどういうことなのか?というとですね、次のことが言えるわけです。」
●論理的」ということは・・・・
▼筋道が通っていること
▼全体の内容が整理されていること
新入社員のAさん「え〜〜と、筋道が通っているってどういうことですか?」
MT「うん。「筋道が通っている」とは、「個々の主張、理由、根拠が明快なこと」を指すわけ。」
カッコ亀井「理由や根拠が薄い主張は、それでは筋が通ってない!となる。」
ぷか「プロトコルの説明の時に、このみっちを意識して説明すると、論理的で分かりやすい説明になり、それで治験責任医師等が納得しやすく、理解しやすいので、プロトコル逸脱を防げる。」
JOYママ「その次の「全体の内容が整理されている」とは、「内容の順序・配列が整っていること」だね。プロトコルの説明が下手なモニターは、話がアッチコッチに飛んで、話が整理されていないので、治験責任医師等が理解しずらく、ひいてはプロトコル逸脱に繋がる。」
十条「あえて一言でいうならば「簡潔に伝わること」「わかりやすいこと」をいつも意識していこう。」
●こんなことはありませんか?
▼「要するに何が言いたいの?」と言われてしまう
▼話の順序は、思いつくままのことが多い
▼話す準備は最小限にして、その場で対応するほうだ
▼経過や事実を先に話して、結論を最後に言うことが多い
▼「なぜ?」「どうして?」と聞かれると、理由がすぐに言えない
▼自分自身が内容を十分に理解しないで話すことが多い
新入社員のAさん「それだけ、モニターの仕事には高いコミュニケーション能力が要されているんですね。」
オチケン「モニターが相手にする人は治験責任医師や治験分担医師をはじめ、CRCの方や治験事務局、IRB事務局、薬剤師、臨床検査技師、庶務係の方々、といろんな種類の人とコミュニケーションをとっていくからね。」
るみ子の酒「他部署との『調整力』も必要だ。これはCRCの皆さんにも通じることだけど。」
新入社員のAさん「優秀なモニターになるには、ほかにどんなことに注意すればいいですか?」
社長秘書「ほかには、たとえば『だんどり力』かな。」
■明日へ続く
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ラベル:論理力