新入社員のAさん「GCPではどうやって治験の科学的なデータの質を担保するのですか?」
ヨ−イチ「症例報告書(CRF)に記載されているデータが、カルテ等の原資料に記載された原データと一致するかを直接閲覧によって担保するのさ。」
新入社員のAさん「なんだか、それも当り前のような気がするのですが・・・・・・。」
フラワー「その当り前のことをスムーズにやるために、この10年間はあったのよ。」
新入社員のAさん「昔しはなかったのですか?」
まきろん「昔しはモニターがカルテを見ることが法律的に認められていなかったからね。」
新入社員のAさん「じゃ、どうやってCRFに記載されたデータの科学的な質を担保していたのですか?」
Atsu-4「さー。実質的にはなかったね。建前上は治験総括医師がデータの確認をすることになっていたけれど、そんなことをやっている治験総括医師に出会ったことがない。」
百年の孤独「だから、国際的にみて、日本の治験のデータは外国で使えない、ということが多かったわけ。」
かぐや姫「なんだから、GCPの歴史の勉強みたいになってきたけれど、それだけの紆余曲折があって、今があるこを忘れずにモニタリング活動をするといいよ。」
カルシファー「そうそう。新薬のデータの科学性や安全性の信頼性を担保しているのは自分なんだと思っていてね。」
■明日へ続く
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ラベル:データの信頼性