ひで「うん。国内だけなら、まだ、いいけれど(本当は良くないが)、世界各国で治験をやるとスピードが違うのでそういうやり方では間に合わないし、混乱するもとになる。」
翡翠「だから、世界で最も早く治験が始まる国・地域に合わせてSDVマニュアルを作成しよう。」
やなか爺「その時はもちろん、DMの担当者にも関わってもらう。」
ゆみぴー「さらに、治験が実際に動き出してから発生する問題もSDVマニュアルにどんどん追加していく。それを速やかに各国・地域に連絡する。」
やまちゃん「そのためにも、各国の担当者がアクセスできるデータベースやドキュメントの保管ファイルを作り、そこで情報管理する必要がある。」
なつき「場合によっては、マイルストーンのデッドラインに間に合わない場合もあるので、それぞれのメンバーが自立的に問題を解決することも発生する。」
みたらし大福「そんな場合は、プロジェクトの根幹に関わるところ以外は、各国の主体性で問題を解決していかないと開発スピードが間に合わないからね。」
織姫「そうなると、普段からモニターは(CRCは、治験責任医師は)問題解決力を養っておく必要がある。」
ヨコタテ「そのベースにあるのは、もちろんGCPなんだけれどさ。要は『治験参加者の人権の保護、安全の保持、福祉の向上』という観点で問題を解決していけばいい。細かいところはいいから。」
薬師寺「それと、『治験の科学的な質及び成績の信頼性を確保できるかどうか』という視点だ。」
のん 「うん。ときどき、瑣末なことで時間ばかりかかっている治験もある。QCのためのQCみたいな。そんなことやっていたら、世界のスピードに負けるわ。」
ぼつ 「問題が解決したら、それを実行するための決断力、行動力も必要だ。」
★★★>>>明日へ続く
ラベル:問題解決力