2013年12月13日

「できる人」と「できた人」

今週は先週の続きで「リーダー」についてみています。

●10.「できる人」と「できた人」

企業は、一人ひとりの社員が上げた成果や結果の継続的累積で伸びる。

結果を出すために必要なのは仕事の能力、というスキルだ。

だから、もちろんスキルは重要なのだが、実はこれだけでは望ましいリーダーになれない。

そこで重要になるのが「人間的能力」だ。



人生哲学、価値観、行動指針、仕事に対する情熱などを踏まえた広い意味での人間的能力である

これらを総称して「スキル」に対して「マインド」と呼ぶ。


会社の中で、自分のポジションが上に行けば行くほど、上位職に就けば就くほど、責任と権限が増えて部下の数は増える。

そして上に行けば行くほど、実はマインドの相対的な重要性が高まることになる。

「人は論理のよって説得され、感情により動く」動物だからだ。

優れたリーダーは、スキルという仕事力で人を説得し、マインドという人間力で人の感情を揺り動かすのだ。

だからこそ、大きな仕事ができる。


スキルだけが優れた人のことを「できる人」と呼び、マインドだけが優れた人を「できた人」と呼ぶ。

(あの人は、「できた人」だ、と言うよね。)


多くの部下の上に立ち、士気を鼓舞(インスパイア)して、グイグイ前進させるリーダーこそが勝ち残る組織には絶対に欠かせない。

これからリーダーを目指す人は「できる人」であり「できた人」でもあることを目指そう。

「スキルとマインドの人」である。




リーダーマインドを高めるために何より重要なのは、「情熱」だ。

リーダーマインドの重要性を100%とすれば、情熱が51%、半分以上の重みを持つと言える。

何かに立ち向かおうというパッションがあるかどうか、だ。

願望、希望、野望、欲望、なんでもいい。

とにかく、いろんな「望」というアンビションの火をメラメラと燃やすことが情熱を強くする。



どんな国のどんな会社でも、活性化、勝ち残っている会社には共通点がひとつある。

トップが燃えている、ということだ。

トップが燃えていない会社で、社員にやる気が出るはずがない。

トップの心の中に情熱があれば、その情熱の火が時間の経過とともに、あたかも伝道熱のように組織全体に伝わるのだ。



情熱の火を燃やし続ける2つの方法がある。

その1つは、「長期と短期の納得目標を追いかける」ということ。

もう1つが、「情熱の火を分けてくれる人とつきあう」ということ。

会うと、なんとなく元気になって、ワクワクしてくれる人。

もう一度がんばろうという意欲の湧いてくる人。

勇気や覇気、やる気や活気がみなぎっている人。

そういう人とつきあおう。

情熱がある人は、情熱がある人とつきあっている。




セルバンテスの「ドン・キホーテ」にこんな一節がある。

「おまえが誰とつきあっているか言ってごらん。おまえが誰だか当ててやる」

自分の周りをよく見まわしておこう。



20代、30代は、とにかく与えらえた仕事を何でもこなしていくエネルギーが必要だ。

だが、だんだんと経験を積み、部下を持つ段階になると、スキルに加えてマインドが重要になってくる。

仕事の勉強だけではなく、人間の勉強も必要だ。

このことに気づくか気づかないか、というほんのちょっとしたことで、その後の成長やキャリアパスには大きな差が出る。

(来週に続く)



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2013年12月12日

上司には「人気」などいらない

今週は先週の続きで「リーダー」についてみています。



●9.「上司には「人気」などいらない」

リーダーあるいは上司になったばかりの人がよく勘違いするのが、上に立つ人間には「人気」が必要だ、と考えてしまうことである。

そこで、いつもニコニコ笑って、飲み会に行けばビールの一気飲みし、率先して若い人に歌うカラオケに興じる・・・・・・。

断言できるが、上司には「人気」などいらない。

人気者になる必要は微塵もない。

上司に求められるのは「人気」ではなく「人望」である。

「人気」と「人望」は何が違うのか。

人気には、尊敬と信頼という要素が含まれない。

人望にはこれらが含まれる。

一言で言えば、スキルがあって、仕事に向かう情熱があって、しっかり結果を出している、ということだ。

そこには信頼と尊敬が生まれてくる。



そして人望のある上司とは「また、あの人と一緒に仕事をしたい」と思われる上司である。

「あの人のあとについていきたい」と部下に慕われる上司である。



自分がいいリーダーになりたいと思っても、喜んでついてくる人がいなければリードはできない。

自分がリーダーになるためには、フォロワーが必要だ。

では、なぜ、人はついていくのか?

それは、たとえば、その人と一緒にいると仕事ができるようになるということ。

あるいは、勉強ができることであり、情報や知識がもらえる、ということ。

リーダーシップや仕事のスキルについて教えてもらえる、ということでもある。

他にも・・・・・・

*いい人に出会える

*人脈ができる

*スキルがあがって、給料が早くあがるかも、そして出世が早くなるかも・・・・

*刺激になる

*元気になる

*ワクワクしてくる

究極的には、上司という立場を離れても、一緒に食事したい、と人から思ってもらえるような人である。

そういう人望のある上司こそ、目指すべき。


また、厳しい上司とやさしい上司のどちらを目指すべきか。

部下が育つという意味では厳しい上司が望ましい。

もちろん、単に厳しいだけの上司では、人望は得られない。

他人に厳しいと同時に、自分にも厳しいこと。

単なる厳しい上司とは、威張っている上司にすぎない。

そして単に威張っている上司が得られるのは、信頼ではなく軽蔑である。


大事なことは、部下が納得できるような、頑張れる環境を作れるかどうか、だ。

実はこれこそが、リーダーとしての重要な条件のひとつとなる。


=====>厳しい上司は、温かい上司




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2013年12月11日

「社内価値より社外価値を」

今週は先週の続きで「リーダー」についてみています。



●「社内価値より社外価値を」

資格であったり、技能レベルがはっきり評価できるなら別だが、「スキル」などという言葉は、至極あいまいなもの、と言えるかもしれない。

20歳代前半では、まだポテンシャルレベルだけにそれほど差はない。

そして、30歳代、40歳代となると、自分にスキルなるものが本当にあるのかどうかを計るのは、非常に難しいように思える。

だが、これがあるのだ。

それを333公式とよぶ。

自分が今、何らかの理由で現在の会社を辞め、ほかの会社に勤めたいという意思を天下に宣言したのちに「3」か月以内に、今の年収よりも「3」割アップの条件で「うちで働いてください」という会社が「3」社以上あるかどうか。

これが3つともクリアされているならば、その人は本物である。

間違いなくスキルがあると言える。



普遍的な社外での価値を意識していこう。

社外価値を意識することで、社内の価値も高まる。

まずは、あなたが目指すスキルを明確にすることをお勧めする。

そのスキルを手に入れるには何が必要なのか、要件をすべて書きだしてみる。

そうすれば、足りない部分が見えてくる。

大事なことは、ここで社内価値ではなく、社外価値を基準にすることだ。


=====> 目標を会社の外に掲げると、自分の世界の小ささが見える。


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2013年12月10日

「これでいい」は「これでおしまい」

今週は先週の続きで「リーダー」についてみています。


●7.「これでいい」は「これでおしまい」

ビジネスの世界でリーダーになろうとするなら、絶対に欠かせない条件のひとつに「自信」がある。

スキルとマインドという実力と、実力を発揮して出した実績に支えられた自信、だ。

自信がなく青い顔をしてキョロキョロしている人に安心してついていきたいと思う部下などひとりもいない。

だが、気をつけないと、自信は過信に流れる。

そして過信を放っておくと、慢心に化ける。

自信⇒過信⇒慢心⇒傲慢

傲慢の先には破滅という化け物が待っている。

自信と過信、慢心、傲慢とは何が違うのか。

自信に含まれているが、それ以外には含まれていない要素がひとつだけある。

「学ぶ心」だ。

この心は死ぬまで持ち続けたほうがいい。

この心を持っていないと、偉くなってから身を滅ぼす。




組織が向上する源泉は「まだ改善の余地がある」と、一人ひとりが感じ続けることである。

それが個人や組織を活性化させ、成長させるのだ。


トヨタ自動車が最も恐れるべきは「過信」や「慢心」「傲慢」であるとよくきく。

「トヨタの敵はトヨタである」というフレーズは、その象徴的なものといえる。

現在に満足してはならない。

敵は内に潜む。

そんな考えを持つからこそ、世界1の自動車メーカーになることができたのだ。

成功は人を変える。

成功は往々にして「安易な現状是認」をうむ。



あなたは学び続けているか。

ときには自問自答する必要がある。

過去の1年の間に何を学び、何をスキルアップしたか、来年1年をどうするか。

謙虚さは、行動で示してはじめて意味を持つ。


=====>自信と傲慢の分け目は、学ぶ心の有無である。



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2013年12月07日

「実力」は、こっそりアップするもの

今週は先週の続きで「リーダー」についてみています。


●6.「実力」は、こっそりアップするもの。

たとえば、目標があって、英語をがんばって勉強している。

だが、なかなか上達しない、という声を聞くことは多い。

本当に上達しているのかな、とみんな不安に思いながら勉強を続けていく。

間違いなく実力はついている。

方法さえ間違わなければ、必ず実力はプラスされる。

「実力線」は右肩上がりに上昇していく。

ここで注意したいのは、「線」はもうひとつあることだ。


「認識線」だ。

自分の実力を認識する線である。

なかなか上達しないと感じるのは、この認識線が上がっていないからだ。

だが、それは当然である。

なぜなら、認識線は、実力線を後追いする線だからである。


実力がついたな、と認識するまでにはタイムラグがあるのだ。




誰が何をやるかによっても差があるが、およそ6カ月というのが、平均的なタイムラグである。

だから、まずは「6が月」は頑張ってみよう。

認識線が上がる前に、実力が上がらないと諦めてしまう人が少なくない。

あきらめると何が起こるか。

せっかく上がった実力線がまた無残にも下がり、元に戻ってしまう。

スキルアップでも、マインドアップでも、資格取得の勉強でも同じである。

なかなか実力が上がらなくて、「自分には適性がない」「能力がないのだろうか」と諦めそうになる瞬間がある。

ここが運命の分かれ道だ。

そのときにこそ、この実力線と認識線を思いだせばいい。

実力は上がっているが、認識まではタイムラグがあるのだ、と。

だから、諦めることはない、と。

決して諦めない。




その意味では実は自分の中に敵は潜んでいる。

諦めようと考えてしまう自分の気持ちに負けることなく、自分に克って継続した人だけが、勝利を手にするのだ。



「成功の秘訣」は唯一、「成功するまで諦めない」だ。



「当り前の普通」でも、継続すれば上司の期待を上回り、驚きと感動を作ることができる。

会社も同じだ。

会社を大きく変える「革新」など、言葉の響きはよいが、そうやすやすとできるものではない。

そこで優れた会社は日々の「改善」に取り組む。




=====>成功と失敗の分岐点は、諦めるか、諦めないか、だ。





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