2011年08月18日

治験(臨床試験)の一般指針・・・薬物間相互作用等について

博多小町「他には、ICH-E8ガイドライン「臨床試験の一般指針」に書かれていることはどんなことがあるの?」

さくら「薬物間相互作用についても触れているわよ。」



●●●●●●●●●●

代謝のプロフィール、非臨床試験の結果や類似薬物についての情報から薬物間相互作用が示唆される場合には、薬物間相互作用に関する検討を実施することが特に勧められる。

高い頻度で併用される医薬品については、非臨床試験及びもし適切であれば臨床試験で薬物間相互作用試験を行うことも通常は重要である。

他の薬物の吸収や代謝を変える(ICH E7ガイドライン参照)ことが知られている医薬品や他の薬物の作用により代謝や排泄が変化する医薬品では、特に重要である。


●●●●●●●●●●




博多小町「相互作用は安全性の点でも検討が必要となるわね。」

さくら「他には、『特別な集団』に対する治験についても触れている。」



●一般的な集団の中のいくつかのグループについては、開発中に特殊なリスク・ベネフィットを考慮する必要があるという理由から、また、一般の成人と比較して投与量又は投与スケジュールを変更する必要があるという理由から、特別な試験が必要な場合がある。




博多小町「たとえば、どういう集団?」

さくら「たとえば、代表的なのが小児と高齢者ね。」





●小児に使用されることを目的とした医薬品の試験では、適切な年齢の集団を対象として検討を行うべきである。

臨床開発が小児を対象とする試験を含む場合には、通常、なるべく年長児から開始し、ついで年少児、幼児と試験を拡大するのが適切な方法である


●「高齢者に使用される医薬品の臨床評価法に関するガイドライン」について(ICH-E7)
     ↓
http://www.pmda.go.jp/ich/e/e7_93_12_2.pdf




博多小町「うんうん。なるほどね。他には、ICH-E8ガイドライン「臨床試験の一般指針」に書かれていることはどんなことがあるの?」

さくら「あとは、個別の項目だね。たとえば、『被験者の選択』については、次のように規定している。」



●被験者集団の選択(例:開発初期において健康志願者を対象とするか、癌患者又は他の特別な被験者を選択するか)にあたっては、先行する非臨床試験及び臨床試験の知見とともに、開発の段階や検討される適応症も考慮されるべきである。


さくら「あとは、『対照群の選択』にも触れている。」


●試験には適切な対照群が必要である。

比較にはプラセボ、無処置、実薬対照又は被験薬の異なった用量等が用いられる。対照の選択は、何よりも試験の目的によって決められる
(ICH E9、E10 各ガイドライン参照)。



博多小町「なるほど、なるほど。とにかく治験(臨床試験)全般に関する事項が網羅されていて、あとは、個別のガイドラインを見なさい、ということね。」

さくら「そう。だから、これからモニターに限らず、新薬の開発に関わりたい方は、必読のガイドラインよ。」

博多小町「了解。夏休みに読んでおくわ。」




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2011年08月17日

治験(臨床試験)の一般指針・・・第2相と第3相について

博多小町「フェーズ2については、どんなことが説明されているの?」

さくら「第U相(最も代表的な試験:探索的試験)ね。」




●初期の探索的臨床試験では、同時対照や投与前の状態(ベースライン)との比較等、様々な試験デザインが用いられる。


●第U相の重要な目的は、第V相で行われる試験の用法・用量を決定することである。

第U相の初期的試験では、用量反応の初期的推測のために、用量の漸増デザイン(ICH E4ガイドライン参照)がしばしば用いられる。
     ↓
●「新医薬品の承認に必要な用量―反応関係の検討のための指針」について
     ↓
http://www.pmda.go.jp/ich/e/e4_94_7_25.htm




博多小町「なるほどね。でも、よく、用量をふって、同時に平行して試験することもあるわね。」

さくら「つまり、並行用量反応デザイン(第V相で実施されることもある。)を用いて目的とする適応に対する用量−反応関係が確認されることになる。」

博多小町「ここで、プラセボを入れて、プラセボとの比較もするわね。」

さくら「そう。で、プラセボと有意の差が出なくて、開発が中止されることが多いのが、このフェーズだ。」



さくら「そのほかにも、探索的試験(フェーズ2)では、エンドポイントの検討も重要な目的だね。」


●第U相で実施される試験のその他の目的としては、その後に実施する第U相や第V相試験において用いられる見込みのあるエンドポイント、治療方法(併用療法を含む。)、対象となる患者群(例:軽症例か重症例か)を評価することが挙げられる




さくら「うん。これが意外と、というか、当然、結構、重要なのだ。特に今まで治療薬が無い領域で、新薬を開発するときなんかは、エンドポイントをどう設定するかが、キーとなる。」

さくら「そんな時には学会が出している治療ガイドラインや診断ガイドラインなんかが参考になる。」

(例)ALS治療ガイドライン
       ↓
http://www.neurology-jp.org/guidelinem/als_index.html




博多小町「フェーズ3はどうなの?」

さくら「第V相(最も代表的な試験:検証的試験)については、たとえば、次のようなことが説明されている。」


●第V相は、通常、治療上の利益を証明又は確認することを主要な目的とする試験を開始する段階である。


●第V相に実施される試験は、意図した適応及び対象患者群においてその治験薬が安全で有効であるという第U相で蓄積された予備的な証拠を検証するためにデザインされる。

このような試験は、承認のための適切な根拠となるデータを得ることを意図している。




博多小町「長期投与試験というのもあるわよね。」

さくら「あるね。慢性的に(一般的に6か月連続して)使われる薬の場合、長期に投与した場合の安全性を見る試験だね。通常6か月投与された患者を300名、12か月投与された患者さんの100名分のデータが要求されている。」
     ↓
●致命的でない疾患に対し長期間の投与が想定される新医薬品の治験段階において安全性を評価するために必要な症例数と投与期間について(ICH-E1)
     ↓
http://www.pmda.go.jp/ich/e/e1_95_5_24.pdf





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2011年08月16日

治験(臨床試験)の一般指針・・・開発計画に関して考慮すべき点

博多小町「ほかに、ICH-E8ガイドライン「臨床試験の一般指針」に書かれていることはどんなことがあるの?」

さくら「開発計画に関して考慮すべき点というのがある。」

博多小町「それは、どんな内容なの?」

さくら「たとえば、非臨床試験についても書かれているんだよ。」



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非臨床試験について、その内容及び臨床試験との関係からの実施時期を決定する際に考慮すべき点として次のようなものが挙げられる。

a) 個々の患者に対する投与期間及び総投与量

b) 医薬品の特徴(例:長い半減期、バイオテクノロジー応用医薬品)

c) 治療対象とする疾患又は症状

d) 特別な集団における使用(例:妊娠可能な女性)

e) 投与経路

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博多小町「なるほどね。臨床試験ではどうなの?」

さくら「第T相(最も代表的な試験:臨床薬理試験)では、次のことを考慮することってある。」



●初期の安全性及び忍容性の推測
 
治験薬を初めて人に投与する試験は、通常、後の臨床試験のために必要と想定される用量範囲の忍容性を決定し、予期される副作用の性質を判断するために行われる。

これらの試験には、通常、単回及び反復投与が含まれる。




博多小町「つまり、安全性と忍容性の確認だわね。」

さくら「そうそう。あとは、動態試験についても説明している。」




●薬物の吸収、分布、代謝、排泄に関する特徴の検出は、開発計画全体を通して行われる。

これらの特徴を予備的に見出すことは、第T相において実施される試験の重要な目的の一つである。



博多小町「なるほどね。でも、どうでもいいけれどさ、フェーズという概念は良くないと言っているわりには、同じガイドラインの中で第1相なんて言っているんだね。」

さくら「あははは。そんなもんよ。」



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2011年08月15日

治験(臨床試験)の一般指針・・・科学的な臨床試験のデザインと解析

さくら「臨床試験は、その目的を達成するために、適切な科学的原則に従ってデザインされ、実施され、解析されるべきよね。」

博多小町「ポイントは事前にデザインされた科学的な方法で治験を実施し、解析しなさい、ってことね。」

さくら「そのとおり。その試験結果は試験終了後適切に報告されなければならない。」

博多小町「治験の総括報告書を作成する、ってことね。」

さくら「そう。その総括報告書についてもガイドラインがあるから、それを参照して作成するのよ。」
     ↓
●治験の総括報告書の構成と内容に関するガイドライン(ICH−E3)
     ↓
http://www.pmda.go.jp/ich/e/e3_96_5_1.pdf




博多小町「統計解析のためのガイドラインもあったわね。」


さくら「そう。これね。」
   ↓
●臨床試験のための統計的原則(ICH−E9)
   ↓
http://www.pmda.go.jp/ich/e/e9_98_11_30.pdf




さくら「臨床試験の一般指針に戻るけれど、こんなこともしっかり書かれている。」


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■合理的な医薬品開発の本質は、重要な問題を提起し、適切な試験によってその問題に答えることである。いずれの試験においても主要な目的は明確でなければならず、予めはっきりと記述されていなければならない。


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博多小町「ん?つまり、治験をやる時は、その目的を明確にしておけって、ことね。」

さくら「そう。でも、その目的があやふやな治験ってものが、時にはあるんだな。信じられないことに。」

博多小町「なるほど。」

さくら「臨床試験(治験)のおおまかな実施時期と目的も、このガイドラインの中には提示されているから、覚えておくといい。」




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■試験の種類と時期と目的


●『臨床薬理試験』としては、目的は次のとおり。

*忍容性評価

*薬物動態、薬力学的検討

*薬物代謝と薬物相互作用の探索

*薬理活性の推測


試験の種類としては次のようなもの。

・忍容性試験

・単回及び反復投与の薬物動態、薬力学試験

・薬物相互作用試験



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博多小町「臨床薬理試験って、いわゆるフェーズ1ね。」

さくら「まぁ、そうね。」


博多小町「で、忍容性って何?」

さくら「治験(臨床試験)の忍容性とは、治験薬の副作用がどの程度、被験者に耐えられるか、ということだ。つまり、まぁ、安全性だと思っていいよ。」


博多小町「了解。で、次は?」




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●『探索的試験』としては、目的は次のとおり。

*目標効能に対する探索的使用

*次の試験のための用法用量の推測

*検証的試験のデザイン、エンド ポイント、方法論の根拠を得ること



試験の種類としては次のようなもの。

*比較的短期間の、明確に定義された限られた患者集団を対象にした代用もしくは薬理学的エンドポイント又は臨床上の指標を用いた初期の試験

*用量反応探索試験



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博多小町「なるほど。『探索的試験』とは、従来の言い方で言うと、いわゆるフェーズ2だわね。」

さくら「まぁ、そうね。」

博多小町「あのさ、なんぜ、今までフェーズ1、フェーズ2と呼んでいたのに、ここでは、臨床薬理試験と言ったり、探索的試験って言うの?」

さくら「フェーズ、というのは、どちかと言うと、継時的に治験を呼んでいたんだ。だけど、その継時的に治験を表すのが適切とは言えない、場合もあるのよ。」

博多小町「たとえば?」

さくら「たとえば、フェーズ2まで治験が進んだけれど、安全性や薬物動態に疑問が出てきたら、もう一度、フェーズ1をやり直すこともあるわよね?」

博多小町「あるでしょうね。」

さくら「そんな時に、そのやり直すフェーズ1をどう呼んだらいいのか、とか、あるいは、従来のフェーズ2とフェーズ3を兼ね合わせたような試験というのも考えられるわけ。
そうなると、継時的な呼び方よりも、試験の目的で分類したほうが適切、っていう場合もあるのよね。」




●●●●●●●●●●

「医薬品の臨床開発は四つの逐次的な相(第T相-第W相)から成り立つ」と言われることがある。

しかし、ある種の臨床試験は複数の相において実施されることもあることから、開発の相という概念が臨床試験の分類の基礎としてふさわしくないことを認識するのは重要である。

●●●●●●●●●●




博多小町「あら?それだけ?」

さくら「うん。それだけ、と言えば、それだけ。でも、このちょっとした発想の転換で、治験が柔軟的に進められるようになったんだけどね。」


博多小町「なるほど。で、次は?」




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●『検証的試験』としては、目的は次のとおり。

*有効性の証明/確認

*安全性プロフィールの確立

*承認取得を支持するリスク・ベネフィット関係評価のための十分な根拠を得ること

*用量反応関係の確立


試験の種類としては次のようなもの。

*有効性確立のための適切でよく管理された比較試験

*無作為化並行用量反応試験

*安全性試験

*死亡率/罹病率をエンドポイントにする試験

*大規模臨床試験

*比較試験


●●●●●●●●●●



博多小町「で、これがいわゆるフェーズ3ね。」


さくら「そういうわけ。一口で言うと、『承認取得を支持するリスク・ベネフィット関係評価のための十分な根拠を得ること』ってことね。」

博多小町「ふ〜〜ん、こういうことが『臨床試験の一般指針』に書かれているわけね。」



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2011年08月13日

治験(臨床試験)の一般指針・・・ICH-E8ガイドラインについて

参考ICH-E8ガイドライン「臨床試験の一般指針」
     ↓
http://www.pmda.go.jp/ich/e/e8_98_4_21.pdf



博多小町「ね、ICHのE8ガイドラインって何?」

さくら「お!新入社員のようなことを聞くね。」

博多小町「うん。今、ICHのガイドラインを片っ端から勉強しているの。」

さくら「いいことだわ。治験プロジェクトが終わったあとで、次の治験プロジェクトが始まるまでって時間が空くから、そんな時に勉強するのがいいよね。」

博多小町「そうなのよ。で、ICH-E8ガイドライン「臨床試験の一般指針」って何?」

さくら「ICH-E8ガイドライン「臨床試験の一般指針」とは次の目的のために作られたのよ。」



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ICH-E8ガイドライン「臨床試験の一般指針」の目的は次のとおりである。


(a) 新医薬品の個々の臨床試験及び包括的な開発戦略に関する国際的に受け入れられる原則と具体的なあり方を記述すること。


(b) 臨床試験に関する一般的な原則、進め方及び関連用語の定義について三極が共通の理解をすることにより、外国の臨床試験データの評価と受け入れを促すこと。


(c) 臨床試験に関連する ICH ガイドラインの概観を示し、利用者が目的に応じて適切なガイドラインを利用しやすくすること。関連する各ガイドラインを別表に示す。


(d) 臨床試験に関連する ICH ガイドラインで使用されている臨床試験に関係する用語の解説集(注)を別冊として提供し、どのガイドラインでどの用語が使われているかを示すこと。


●●●●●●●●●●



博多小町「なるほど。治験全般に関わることが書かれているわけね。」

さくら「そう。一般的な原則を示しているの。」

博多小町「どんなことが一般的原則に規定されているの?」

さくら「たとえば、『被験者の保護』について。まず、当然だけどGCPを順守しなさい、と規定している。」

博多小町「そうよね。あとはヘルシンキ宣言も守ること。」

さくら「あとは、いかなる臨床試験も、その開始にあたっては、非臨床試験又は先行する臨床試験の結果から、予定されている臨床試験においてその治験薬が十分安全であることが示されていなければならない、とあるわね。」

博多小町「フェーズ1が開始される前に、必要な非臨床試験を実施して、人間に対する安全性を十分、担保できるようにしておくってわけね。」

さくら「その安全性に関する非臨床試験にも、ガイドラインが制定されているのもある。」




● 医薬品におけるがん原性試験の必要性に関するガイダンス

http://www.pmda.go.jp/ich/s/s1a_97_4_14.pdf


●医薬品のための遺伝毒性試験の特定項目に関するガイダンス

http://www.pmda.go.jp/ich/s/s2a_96_7_2.pdf



その他にも・・・・
  ↓
http://www.pmda.go.jp/ich/safety.htm



さくら「そうそう。これらのガイダンスを参考にしながら安全性に関する非臨床試験のデザインを考えるのよ。」

さくら「所定の試験期間の臨床試験を開始するために計画されるべき動物での薬理学的及び毒性学的試験の目的と実施期間についてはICH M3 ガイドラインを見てね。」
    ↓
●「医薬品の臨床試験及び製造販売承認申請のための非臨床安全性試験の実施についてのガイダンス(ICH M3 ガイドライン)」

http://www.pmda.go.jp/ich/m/step5_m3r2_10_02_19.pdf




さくら「バイオテクノロジー応用医薬品に対するそのような試験についてはICH S6ガイドラインが該当するわね。」
    ↓

●「バイオテクノロジー応用医薬品の非臨床における安全性評価」について

http://www.pmda.go.jp/ich/s/s6_00_2_22.pdf



博多小町「う〜〜〜〜、本当に新薬の開発って、いろんなガイドラインでがんじがらめなんだね。」

さくら「うん。『がんじがらめ』と取るか、『事前に道しるべが表示されている』と取るか、個人の自由だけどさ。」



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