2014年08月13日

臨床研究・治験活性化5か年計画2012-製薬協の取組み-&臨床試験コンテンツ作成とポータルサイト構築

今週は「第11回臨床研究・治験活性化に関する検討会」(5カ年計画2012中間報告)を見ます。
     ↓
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000053165.html


今日は、いくつか見ていきます。

まずは、「臨床研究・治験活性化5か年計画2012-製薬協の取組み-(日本製薬工業協会提出資料)」です。
     ↓
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000053152.pdf


「国民・患者への(治験に関する)普及啓発 〜製薬協HPの情報アクセス性向上を検討〜」とありますね。

是非、より良いものを作って頂きたいと思います。

それ以外にも「コスト適正化への取組み」とか「電磁化推進のための取組み」なんてのもありますね。

いずれも、まだまだ、これからってとこでしょうか。



次に「一般利用者の視点に基づく臨床試験コンテンツ作成とポータルサイト構築に関する研究(有田班提出資料)」と「国民・患者への臨床研究・治験の普及啓発に関する研究(佐藤班提出資料)」を見ます。

どちらも臨床試験に関連するポータルサイトを通じての国民・患者への臨床研究・治験の普及啓発に関するものです。

まずは、「一般利用者の視点に基づく臨床試験コンテンツ作成とポータルサイト構築に関する研究(有田班提出資料)」
    ↓
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000053154.pdf

この研究はかなり興味を引きます。

特にまずは、アンケート結果です。

国立保健医療科学院の臨床研究(試験)ポータルサイトって、治験関係者にもあまり知られていないんですね。(9ページ目)


次にボランティアによるシミュレーションみたいなことをやっていますね。(14、15ページ目)

なるほど、「and検索」とか、あまりやらないんだ。


さらに「国立保健医療科学院トップページ」をスタートとして臨床試験情報を調べることもやっていますね。(16ページ〜)


ほかにも「一般利用者目線の臨床試験ポータルサイトへの要望」(18ページ〜)

また「ポータルサイトプロトタイプの構築」までやっているんですね!(21ページ〜)

あら?「試作品の公開は許されなかった」なんですね。(23ページ)

ふ〜〜〜ん。

でも、プロトタイプがどんなものか、だいたい、分かります(24ページ〜)

「and検索」とかできるようになっているんですね。

さらに関連サイトのへのリンクも出てくるんですね。

それと、チラッとしか書いてありませんが、僕の興味を特にひいたのは「乳がんの語り」へのリンクです。(31ページ目)

このサイトへのリンクですね。
   ↓
「認定特定非営利活動法人(NPO)健康と病いの語りディペックス・ジャパン」
   ↓
http://www.dipex-j.org/bc/

へ〜〜! こんなサイトがあるんだ、と思いました。




さて、次に「国民・患者への臨床研究・治験の普及啓発に関する研究(佐藤班提出資料)」です。
   ↓
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000053191.pdf


まず「信頼できる(公的)情報提供サイトの必要性」をあげています。

そりゃそうですね。

次に「科学院ポータルサイトの認知度・利便性の向上」もあげています。

「キーワード検索で上位になること(適切なSEO戦略)」なんてのも書いてありますが、これなんて、僕のように個人でブログやサイトを開設している人には必至:必死です(^^;)

「治験情報の日常語検索、表示項目の追加」もありますね。

一般市民の患者さんにはありがたいことです。(第2相臨床試験、なんて、普通、知らないですから。)

僕としては、絶対に必要なのは、検索して出てきた治験(臨床試験)の情報をさらに知りたい場合の「連絡先」の情報です。患者さんにとっては必須でしょう。



posted by ホーライ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 治験の活性化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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