●歩み寄るための会話とは? 「DESC話法」(その2)
●状況や対応する相手の言動を客観的に描写する(D:描写する)
同じ状況を描写するにしても、上記の(昨日の)不適切な例では、部下の言動に対して、自分の憶測と解釈で「いつも間違いばかり」と決め付けています。
部下はたまたま体調不良か残業続きなどの事情で間違ってしまったのかもしれません。
二人の間で問題状況を明らかにするためには、勝手な想像や解釈をやめて、相手の様子や、その場の状況を客観的に簡潔な言葉で描写して伝えることが重要です。
●状況に対して自分が感じていることを表現する(E:表現する)
次に自分の感じていることを相手に理解してもらうために、状況や相手の言動に対して自分が感じていることを冷静に表現します。
非難するのが目的ではないので、「Youメッセージ」ではなく「Iメッセージ」を用います。
「私は●●のことが、とても気がかりです。」
「私は●●をとても心配しています。」と冷静にかつ明確に述べます。
話し合いを続ける際、混乱が起こらないようにするためには、自分の考えや気持ちは自分のものとして表現するようにしましょう。
●相手、または自分の特定の言動の変化について提案する(S:提案する)
相手にとってもらいたい言動を提案するときは、具体的に言語化することが重要です。
指示や命令ではないので「●●してほしい」「●●してください」ではなく、「●●してもらえませんか?」「●●していただけませんか?」という「提案」の表現になります。
提案とは、相手に選択の余地を与える表現であり、お互いを尊重していますが、「指示」や「命令」は一方的に押付けてしまいます。
また、提案は大きすぎず、今すぐにできるように、具体的で小さく砕いて伝えると実行されやすくなり、効果的です。
●提案した言動が実行されたとき、あるいは実行されないときの結果について述べる(C:結果)
提案に対して、相手は肯定的(イエス)に答える場合と、否定的(ノー)に答える場合があります。
そのため、両方の可能性があることを覚悟し、その準備をしておきます。
そして、肯定的にイエスと答えてくれた場合、感謝を述べたり、「助かります」「安心できます」と肯定的なメッセージを伝えることもできます。
否定的な場合には、その次の提案を考えておきます。
一度で歩み寄れると思わずに、相手の選択肢を用意しておきます。
■■■■■■ 課題 ■■■■■■
部長はあなたにものを頼みやすいらしく、いろいろと仕事を言いつけます。
もう手いっぱいなのに、また急ぎだと言って膨大なパソコン入力の仕事をもってきました。
同僚の山下君には、あまり仕事を言いつけません。
そのとき、あなたは、我慢して残業しますか?
それとも部長に食ってかかりますか?それとも?
怒りを爆発させる前にDESC話法でアサーティブな対応をしてみましょう。
【アサーティブな対応】(下記の空欄をご自分でお考えください。)
D:
E:
S:
C:
いかがです? 言いにくいことをうまく言っていますか?
以上
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