2013年11月14日

歩み寄るための会話とは? 「DESC話法」(その1)

今週は『言いにくいことをさらりと言う方法』の1週間です。

●歩み寄るための会話とは? 「DESC話法」(その1)


自分の考えを表現したいけれど、何を言うべきか、どう表現すべきか迷うことがあります。

そんなときには、会話のセリフ作りをサポートする「DESC話法」が有効です。


「どんな順序でどんな話をすればいいか」がわかっていると、意識していなかった思いや考えをはっきりと言語にできるようになります。

また、問題解決を予測することも助けてくれます。

DESC話法は次の英語の頭文字を合わせた呼び名です。

★D=Describe (描写する)
・状況や対応する相手の言動を客観的に描写する

★E=Express(表現する)
・状況に対して自分が感じていることを表現する

★S=Specify(提案する)
・相手、または自分の特定の言動の変化について提案する

★C=Consequences(結果・成り行き)
・提案した言動が実行されたとき、あるいは実行されないときの結果について述べる



営業部に所属するAさんが周りのメンバーと違う意見を持った場合、DESC話法を使って伝えると、こんなふうになります。

部長「来月の販売強化商品は●●にしょう。Aさんもそれでいい?」

Aさん「●●は発売当初の売れ行きはよかったのですが、ここ1カ月のデータを見ると、あまり調子がいいとは言えませんね。」(Describe)

Aさん「だから、私は●●を強化商品にするのは適切ではないと思っています。」(Express)

Aさん「今は▲▲に力を入れるのが得策ではないでしょうか。▲▲は発売直後こそ振るわなかったものの、1カ月後から伸び始めています。それは地道にお客様にご案内してきた結果ということ、◆◆という点がお客様のニーズに合っているという点を評価されたのだと思います。」(Specify)

Aさん「ここでさらに力を入れれば、もっと売上は伸びると考えています。」(Consequences)




いつもミスをしてばかりの部下を注意する上司の場合は、こんなふうになるでしょう。


不適切なセリフ「いつも間違いばかりで」

⇒DESCによるセリフ「これで2回続けて間違えたことになる」(D:描写する)


不適切なセリフ「まったく頼りにならないな」

⇒DESCによるセリフ「今回こそはと、期待していたんだぞ」(E:表現する)



不適切なセリフ「すぐに修正しろ!」

⇒DESCによるセリフ「今後は中間報告をくれないか?」(S:提案する)



不適切なセリフ「もうお前には期待しない!」

⇒DESCによるセリフ「そうしてくれると安心できるんだが。」(C:結果)


明日へ続く



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