●●● 問題の姿をよりクリアにするための3つの質問 ●●●
(1)誰の問題か?
(2)求められている状態とは?
(3)何に対してどんな差が生じているのか?(理想と現実の差が問題)
●問題解決の取組みには優先順位がある
どうしても問題が多く、すべてを一度に解決するには限界がある。
最初の段階でどの問題から解決していくのか、優先順位をつけなくてはならない。
「問題」はどれも緊急で、重大なものに思えてしまう。
それは「問題」に真面目に取り組もうとしている姿勢の表れだが、だからこそ、優先順位をつける必要がある。
一番、重大なものはどれなのか自分で判断し、選び出さなくてはならない。
●優先順位のつけかた
(1)重大性
(2)難易度
(3)緊急度
(4)拡大性(近い将来、大きな問題になりそうかどうか)
■■■■■■■■■■ 課題 ■■■■■■■■■■
Fさんのケース
「私の上司は、問題の原因究明ではなく、対策に興味があるようで、すぐに『だから、どうしたらいいと思うんだ。それを考えてほしんだ。』と言います。
私はきちんと問題の原因をはっきりさせなくてはしっかりした対策を打てないと思うのですが。
とりあえず、最適ではないかも知れませんが、対策を打ちながら、その一方で、原因を究明し続けようかと思うのですが・・・・・・。」
◆山内さんの回答
「上司との関係がありますが、Fさんのやり方もあるかなと思います。しかし、それでは、一緒に原因を究明してきた人たちに申し訳ないです。方針が定まらないのは良くないので、一度、上司の人と話し合うことが大切です。どちらにしろ、両方を並行させるのはあまり良いことだと思いません。」
◆鎌田さんの回答
「対策を打ちながら、その一方で原因を究明し続けるというのは、1つの方法として、きわめて実際的だと思います。問題が起こっているのに何もしない時間を作ることは良くありません。かと言って原因究明もしなくてはなりません。Fさんの上司は原因究明をするなと言ってはいないのですから。」
◆小川さんの回答
「基本手順を忘れて先走りするのは良くないでしょう。原因がはっきりしないのに対策を行っても意味がありません。偶然、その対策が正しかったということはあるかも知れませんが、そんな偶然に期待してはいけません。対策を打ちながら一方で原因を探り続けるのでは、仕事が増えてしまい、周囲にも混乱しているような印象を与えてしまうと思います。」
あなたなら、どうする?
●●●●●● 解説 ●●●●●●
Fさんのケースではまず、次のことを確認しよう。
それは、「問題解決行動一覧表」にある暫定的行動を考え、それを暫定だと断って、きちんと行っているかということだ。
●問題解決行動一覧表
【緊急的行動】
問題が発生した時に、すぐに行うべき行動。すみやかに報告するなど。
【暫定的行動】
問題の原因は分からなくとも、とりあえず実施しておくべき処置行動。直接的に効果のある、緊急避難的対策。
【調査分析行動】
ほとんどの場合、問題が発生した時点ですぐには原因がわからない。大切なのは、どのようにしたら素早く、確実に原因に迫ることができるか、なるべく早めに調査の道筋をつけることである。
【恒久的行動】
暫定的行動が実施されると、その時点で、やや問題は落ち着いてくる。
ここで恐いのは、暫定的行動が暫定のままでいつまでも続いてしまうことである。
原因が判明した時点で、恒久的行動に切り替えなければならない。この切り替えを間違いなく行うために、早い時点で、恒久的行動のあり方を示しておく必要がある。
明日へ続く
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