2013年09月26日

柔軟性にすぐれチーム志向で行動する人たち

今週は先週の続きで「人材育成」のお話です。


■タイプG:柔軟性にすぐれチーム志向で行動する人たち

【特徴的な行動傾向】

*まずやってみる人で、動きがある

*誰とでも付き合う人だ

*明るい人柄である

*嫌味がない印象を受ける

*常識家である

*早合点することがよくある





●戦力を期待できる能力

(1) 柔軟な行動力がある

文字通り行動の人であり、何事もまずやってみようとする点が、この人たちの戦略素地の核心です。

しかも柔軟性のあるところに特徴があります。

行動力があるからといって強引に自説を押して、多少の反対があってもそれを貫くという一徹なものではありません。

仲間との話し合いを基本として、その結論に従って行動するのです。

仲間との交流を大切にするところに柔軟さがあるわけです。



(2) チームを束ねる力がある

「チームとともに」という信条が、周囲の人たちに受け入れられていることは明らかです。

チームを束ねていく役割が期待されるのは当然でしょう。

自分なりの考え方、判断、あるいは優れたアイデアなどを持っていますが、それはそれとして、集団全体の流れを大切にする人たちです。



【戦力化する指導方法】

(1) 安易な妥協をさせない

この人たちの持ち味である「柔軟性」は、さまざまな状況に対処する力となるものです。

特に変化の多い場面では、不可欠な能力です。

その柔軟性も、安易な妥協となってくると、むしろ「同調的」といったほうが言い得ています。

堅実な妥協は人生にとっては大切なものですが、自分を抑制する妥協的な行動に走ってしまうと、安易さが先行することになります。

主張すべきは主張し、相手の発言との合意点を探って、目標行動を一つにすることが真の妥協である、ということを教えてあげましょう。

相手の意を汲むことはいいのですが、自分を捨てて、他に合わせるだけでは、真に集団を束ねることにはならないことを気づかせてあげることです。

上司としては、集団として取り組む方向を押さえて、本人の主張を引き出すことに努めてください。

このタイプは、そうした規範も大切にしている人たちです。

「やるべきことはやる」ということを教えましょう。

その筋道を通していくことが、社会的規範の重視と、チームを束ねることの中核であることを納得させるのです。

もうひと押しすれば必ず成功する人たちです。



(2)事前によく検討させる

活動家で、体を動かしていることがとても楽しい人たちです。

それだけに、すぐれた勘によって一歩を踏み出す傾向が強くなります。

育成の方向としては、行動に移る前のゆとりであり、特に事前計画をいい加減にしないことです。

上司は実行動の計画について、なんらかの形で確かめてみることが必要です。

実行するにあたって、事前の見通しを立てたり、障害となる問題点をクリアするための計画をしっかり実施させることです。

この事前検討は、彼らの大きな弱点を克服することになります。

皆と話し合い、合意をめざすことも大切ですが、その合議の中でこそ、事前の計画をしっかり打ち立てることに力を入れさせましょう。

この人たちのすぐれた直感力、アイデアなどは、そのときに大きな力となるはずです。



●●● 【まとめ】 ●●●

「タイプG:柔軟性にすぐれチーム志向で行動する人たち」に対しては・・・・・

■安易な妥協をさせない

■主張すべきは主張し、相手の発言との合意点を探って、目標行動を一つにすることが真の妥協である、ということを教える

■本人の主張を引き出すことに努める

■筋道を通していくことが、社会的規範の重視と、チームを束ねることの中核であることを納得させる

■実行するにあたって、事前の見通しを立てたり、障害となる問題点をクリアするための計画をしっかり実施させる


明日へ続く


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posted by ホーライ at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 人材育成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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