【特徴的な行動傾向】
*自分の好きなことしかやらない
*攻撃的な構えをよくとる
*屁理屈をこねることがうまい
*他人を批判することが多い
*妥協するという姿勢がない
*上司に反抗することが少なくない
*実行は雑である
好き嫌いがかなり強く、自分の好きなことはやるが、嫌いなことは絶対にやらないという、わがままぶりです。
好き嫌いは誰にでも見かけるごく普通のことなのですが、この人たちのレベルは常軌を逸したもので、自分中心の態度が、その中核となります。
そのような自分の行動を、ああだこうだと屁理屈を言って正当化しようとするにも大きな特徴です。
自分勝手な行動は、人間関係を築く上で、なんらかの不適応を生むことになります。
相手かまわず自分の好きなことをやり、嫌いなことには都合のよい理屈をつけて、マイナス的に合理化してしまいます。
人を攻撃することが多いにも、この人たちの特徴です。
協調性の欠如というより、逆に闘争的といったほうがあたっている人たちです。
【戦力化する指導方法】
(1) 好きなことをやらせてみる
好きなことしかしない人たちですから、その好きなことの内容、条件をなんとかしてつきとめ、仕事に結びつける対策を考えることが第一です。
先にふれたように、もとよりそれは定かではありません。
そのときの気分で手を出し、しかも中途半端に終わらせる人たちだけに、難しいテーマです。
しかし、この問題を押さえないことには、多少なりとも戦力へ近づく道を見出すことは不可能です。
嫌いなことはやらないのですから、逆にそこからたどってみることも一つのアプローチになります。
例えば、専門職のような仕事で、比較的単独でやれる仕事を想定してみるとか、本人が思い込んでいる「独創的」な思いつきのいくつかを、着想力、アイデアとして活かすことも考えてみましょう。
この人たちは知的に低い人たちではないのです。
しかし、妥協しないところがありますから、対人関係の面での指導には十分注意したいものです。
へたすると批判屋に終始してしまうこともある人たちです。
戦力化への壁は厚いことを覚悟しておいてください。
(2) 孤立化しないように配慮する
このタイプは、人に理解してもらおうという努力ははじめから望まないので、対人的に孤立化する危険性があります。
孤立化することで、かえって「自分は特別なのだ」という思いが強くなっていきます。
指導方法としては、エネルギーの発散を安定的に維持していく方策を考えてみることです。
それが戦力化への壁を取り除くことになります。
その人にとっての適材適所の条件を、それなりに満たす方向を考えてあげることです。
(3) 指導者を選ぶ
なかなか難しい指導となりますが、まず指導者を誰にするかが問題です。
指導者の目標は、この人たちの自画自賛を、皆に受け入れられる生産的なものに変えていくことです。
もし、指導者がなめられてバカにされると、ことごとく食ってかかられるようになります。
この人たちのキャリア初期での直属上司の影響は、彼らのその後を左右します。
そういう彼らへの指導者選びの指針は、当面、次の3点になります。
(1) 論理的に筋を通す強さを持ち、冷静な対応ができる人
(2) 粘り強く話し合うことを大切にし、聞く耳を持つ人
(3) センスがよく、柔軟に対応できる人
屁理屈にも対応できる論理力、相手の攻撃的構えに冷静に対応できること、いい加減な妥協ではなく、筋を通す意志の強さ、ということです。
そして、センスのよさとは、共通の話題を持ちあえることや、相手の抵抗の柔軟に応ずることができること、という点で効果的です。
●●● 【まとめ】 ●●●
「タイプD:攻撃的で人とトラブルを起こす人たち」に対しては・・・・・
■好きなことをやらせてみる
■専門職のような仕事で、比較的単独でやれる仕事を想定してみる
■本人が思い込んでいる「独創的」な思いつきのいくつかを、着想力、アイデアとして活かす
■対人関係の面での指導には十分注意する
■孤立化しないように配慮する
■指導者を選ぶ
(来週へ続く)
以上
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