【特徴的な行動傾向】
*一人でいることが多い
*協調的だが親身さが感じられない
*明るい感じはしない
*人の顔色をうかがっているような感じ
*他人に甘えるようなことがよくある
*よく逃げることがある
*同じ年齢の仲間にはよく思われない
●危ない橋は渡らない
自分の安全を守ろうという自己防衛的な構えが目立つタイプです。
自分の言いたいこと、やりたいことがあっても、表に出すことで何か問題を起こすことになりそうだと考えて、それをオープンにできないのです。
とにかく不必要なことはしないことが安全だという守りの姿勢が、この人たちの行動傾向の中核となっています。
一人でいることが多いのも、そうした生き方の一つのあらわれです。
とにかく「危ない橋は渡らない」のです。
このような防衛反応を示す人たちは、社会によく見かけます。
例をあげると、自分の不利になるようなときは「黙して語らず」という人もいます。
【戦力化する指導方法】
(1) 仲間関係を持たせる
上司と部下との指導関係を作ることも大切ですが、こういう人たちには、その目標や内容を共有できる「仲間関係」を作ってあげることが大切です。
人の助けが無ければ、自己防衛の一つである逃走反応が生まれることになるのです。
とにかく仲間関係を作ってあげることが、指導のポイントになります。
それによって、これまでの依存的な関係を断ち切ってあげるのです。
また、仲間関係の中で、消極的ではあるでしょうが、自己を抑圧して防衛しているエネルギーの発散を促進してあげるきっかけとして期待できます。
しかし、このタイプは集団の中にあっても、いつも周辺にとどまっていることが多いものです。
集団の中で、自信のない依存傾向が見られるのです。
ですから、上司は「集団ぐるみ」で指導することが必要です。
他人を批判することはたやすいが、自ら実践することは難しいことを体験させてあげることです。
そうした実践を通して、この人たちの良い点を見つけだしてあげるのです。
本人は粘り強さはあるほうだと思っているようで、それが実践の中で多少なりとも確かめることができれば、それを活かす役割を与えてみることも一つの方法です。
仕事の目標、要点をつかむことの下手な人たちですから、この点をしっかり理解して指導にあたることです。
一番大切なことは、その場から逃げださせないことです。
これを許すと、逃げは逃げを呼ぶことになるので、指導はかなり難しくなります。
こうした「やる気」のエネルギーを無力化させることは、この人たちの挫折につながっていきます。
いずれにしても、なんらかの仲間関係を作ってあげることしかありません。
上司に積極的に接触を求めてくるタイプではありませんが、その芽はあります。
むしろ、依存的で緊張と不安の強い人たちだけに、上司からの働きかけは効果的です。
(2) 冷たく突き放さない
彼らは、人の顔色をうかがって極度に緊張し、要領がわからず、なんとか人の助けを欲しがっています。
そこで、突き放して自立的にやらざるを得ない状況を作り出すことも考えられますが、それだけの忍耐はありません。
無視したり突き放せば、その緊張した抑圧エネルギーは、圧力のない場所を求めて暴発しないとも限りません。
大切なのは、本人が悪循環に陥らないようにすることです。
これだけは、ぜひ、防止しなければなりません。
そのためには、ある程度の受け入れ、この人たちの場合は、支援行動をとって助けてあげることです。
突き放しては元も子もなくなります。
改善の手掛かりも逃がします。
●●● 【まとめ】 ●●●
「タイプC:自分を守り、他人を気にして疲れる人たち」に対しては・・・・・
■仲間関係を持たせる
■「集団ぐるみ」で指導する
■他人を批判することはたやすいが、自ら実践することは難しいことを体験させてあげる
■その場から逃げださせない
■冷たく突き放さない
■支援行動をとって助けてあげる
明日へ続く
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