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http://www.jpma.or.jp/opir/research/paper_60.pdf
PDFの8頁目から「第5章 治験を受託している理由」があります。
日本でも韓国、アメリカでも治験を受託している理由は「お金」ではないですね。(本音か建て前か分かりませんが、でも、きっと本音でしょう。)
昨日も書きましたが、医師は多忙を極めています。
その多忙な医師の時間をどれだけ治験に割いてもらえるか、どれだけ治験のプライオリティを上げてもらえるか、ということに治験依頼者は工夫が必要です。
「でも、そんなこと言っても、私の担当している治験薬は市場でも5番目の●●薬なんです。」と諦めてはいられません。
確かに医師ならば「この診療分野では初の治療薬です」という治験に興味が湧くことでしょう。
あるいは「これまでの治療薬とはまったく別の作用機序」です、とか。
5番目の●●薬であっても、開発するからにはそれだけの意義があるはずです。
その意義をどれだけ医師にアピールできるか、ですね。
あなたが諦めていたら、医師に意義を感じてもらうなんて不可能です。
まずは、あなたがその治験薬に愛情を持ち、「育てたい!」という親ばかぶりを発揮できるかどうかに、治験の成否がかかっています。
ちなみに治験を受託する理由にアメリカや韓国では少ない理由ですが日本の医師には多いものがあります。
僕もよく治験責任医師や治験分担医師から言われました。
「教授に言われてしょうがないから治験をやるんだ」と。
でも、被験者の登録が少ない時は僕もよく治験責任医師や治験分担医師に言いました。
「治験の進み方が少ないことを教授も心配していました。」と。
明日へ続く
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