2013年07月23日

創薬環境の変化に対する国家レベルでの対応

今週は「医薬品産業ビジョン2013」を見ています。

●第1章 医薬品産業ビジョン 2013 策定の目的


昨日は厚生労働副大臣の話を見ましたが、今日からは本格的に「医薬品産業ビジョン2013」を見ていきます。

まずは本文から。
  ↓
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/shinkou/dl/vision_2013a.pdf


●創薬環境の変化(PDFの7ページ目)
   ↓
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ミレニアム・プロジェクトでのナノテクノロジー重視政策への転換の影響もあり、一時はバイオベンチャーブームが起こったものの、日本ではバイオベンチャー振興は成功しなかった。この時期は、研究開発のオープン化の進行に対応すべく、いかに産学連携を進めていくのかが課題であった。

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おお!「ミレニアム・プロジェクト」←これありましたね、そんなのが。21世紀になった頃ですね。懐かしい!!

ここに詳しいです。
  ↓
「ミレニアム・プロジェクトについて」
  ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/mille/


こんな議事録もあるぞ!
  ↓
「ミレニアム・ゲノム・プロジェクト:最終評価・助言会議第一日目 議事概要」
  ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/mille/genomu/saisyu/dai1gaiyou.pdf


「ミレニアム・ゲノム・プロジェクト」もこれで終わり?って感じですね。



「医薬品産業ビジョン2013」に戻ります。(PDFの7ページ目)
   ↓
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我が国の医薬品産業を見ると、この 10 年間でグローバルに流通する大型医薬品を開発する力を付け、国内大手企業には海外売上比率が 50%を超える企業も現れてきているが、世界的なプレゼンスをみると、日本のトップ企業も世界の 10 番手に届かず、国際競争力という点では、道半ばという状
況にある。

(中略)

我が国では、外資系企業の国内研究拠点の閉鎖、国内企業の研究・開発拠点の海外移転など、国内の研究拠点の閉鎖を招く状況になっている。

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今のうちに言っておきますと、これから新薬の開発を志す人は、どんどん海外に出ていくべきです。

それも外資系の本社に就職してしまいましょう。

そこで、いろんなノウハウを学んだら、日本に戻ってきて、内資系の製薬会社に転職するといいでしょう。

それも数百人単位で「集団転職」してもらうと助かります。



そして、今の製薬業界を「医薬品産業ビジョン2013」では次のように分析しています。(PDFの8ページ目)
   ↓
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現在は、どのビジネスモデルが勝ちパターンであるかが見えずに混沌としており、世界中の製薬企業が方向性を模索しているという状況である。

少なくとも、これまでのクローズ手法での新薬開発では遅れをとってしまうため、製薬企業は研究開発のオープン化を進行させ、外部の技術とパイプライン獲得を目指すことが不可欠となっている。

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「勝ちパターン」が分からないというのは何も製薬業界だけではなく、自動車業界だろうとIT業界だろうと同じですよね。

大事なのは「アップル社」みたいに自分で「勝ちパターン」になるように業界を動かすことです。




●創薬環境の変化に対する国家レベルでの対応(PDFの8ページ目)
   ↓
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具体的な取組としては、研究開発費に対する税制支援の拡充や、新薬創出・適応外薬解消等促進加算(以下「新薬創出等加算」という。)の試行的導入による薬価面での評価など、企業の研究開発に対する支援を充実させ
てきた。

ドラッグ・ラグについても、(独)医薬品医療機器総合機構(以下「PMDA」という。)での審査員の増員、治験相談の質・量の向上、基準の明確化をはじめとする審査体制の充実・強化が寄与し、我が国の創薬環境は、以前に比べて大きく改善してきている。

このように、我が国でも様々な取組を進めてきているが、医薬品産業を取り巻く創薬環境の国家間競争に十分に対応できているとは言えない。

創薬環境の整備は国家レベルの動きであり、国家間競争の動きには、製薬企業だけでは対応することが出来ないため、国としても、あらゆる施策を総動員し、我が国が「世界中の優秀な人材と企業が国境を越えて集結する真に魅力ある創薬の場」となり、世界一の創薬国となるよう、さらなる支援を行うことが必要である。

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ところで「世界一の創薬国」になるための「条件」って何でしょう?




明日へ続く




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posted by ホーライ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 医薬品産業ビジョン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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