2013年02月14日

治験ネットワークのさらなる飛躍

■今週は「GCP改正、その後」です。

●治験ネットワークのさらなる飛躍

今日は治験ネットワークフォーラムより
    ↓
http://www.jmacct.med.or.jp/about/h24/act_5thNWF2012.html


いやいや〜〜すごい!!

治験のネットワークの活動はかなり進んでいますよ。

まずは本体の日本医師会 治験促進センターの紹介です。
   ↓
http://www.jmacct.med.or.jp/about/h24/files/5thNWF_k01.pdf
   ↓
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★★★★治験促進センターの取り組みについて−円滑な治験NWの運営を目指して−★★★★


●治験実施医療機関情報データベース

治験促進センターが管理する大規模治験ネットワークで登録された医療機関情報のデータベース

登録状況・・・300施設(入力中を含む)



●治験実施医療機関情報データベースに登録することの「医療機関」のメリット・・・情報を登録・公開

治験依頼者へのアピールの1つになる(最新の情報を適宜発信することが可能)

● 治験依頼者による施設選定調査の回答は公開情報以外のみでよい

●治験促進センターWebサイトで情報を公開

●医療機関Webサイトでも情報公開できる
(各医療機関毎の情報公開用URLの発行)



●治験実施医療機関情報データベースに登録することの「治験依頼者」のメリット・・・情報の閲覧

●医療機関情報を容易に閲覧、検索できる

●事前確認や対象施設の絞込みができる

●施設選定前に利用できる情報が充実する


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実際にどの程度、このデータベースが活用されているのでしょうか?

ここに実績が載っていますね。
  ↓
http://www.jmacct.med.or.jp/research/results.html
  ↓
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企業治験調査(紹介)の実績

調査実績のある企業数

30社(2013年1月現在)

※秘密保持契約を締結後、大規模治験ネットワークに対し、1回以上調査を実施した企業(治験依頼者及びCRO)

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う〜〜〜ん、もっと活用されていいと思います。

きっとこれから伸びていくことでしょう。

そのためにはどんな情報が治験依頼者が欲しいか、ですね。


ちなみに「臨床試験のためのeTrainingCenter」についても上記のPDFで紹介されていますが、もちろん、僕も登録して少しやっています(ホーライの名前で登録しています。まだ丁稚奉公クラスですが^^;)



次の資料を見てみましょう。

各地の治験ネットワークの概略です。
  ↓
http://www.jmacct.med.or.jp/about/h24/files/5thNWF_k02.pdf
  ↓
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★★★★治験ネットワークに関する調査−集計結果の報告−★★★★

治験ネットワークとしての治験受託実績(過去1年間)


●その前年から治験が継続しているプロトコル数: 0〜68

●上記プロトコル数で治験を実施した延べ医療機関数: 0〜198

●過去一年間に新規で契約したプロトコル数: 0〜48

●上記プロトコル数で治験を実施した延べ医療機関数: 0〜277

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回答数 n=24なのでかなり頑張っている。

でももっと活用していい。



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★★★★治験ネットワークとして行っている業務★★★★

ベスト5(多い順)

●登録医療機関への案件紹介

●治験依頼者への広報活動

●登録医療機関対象の一般的な治験に関する勉強会の開催

●登録医療機関の症例進捗管理

●IRB事務局の運営

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「登録医療機関への案件紹介」が一番、というのは理想だね。

これこそ治験ネットワークの強みだから。

ただ、これからは以下のことが増えて欲しい。

●医療機関情報のデータベース化(患者数)

●治験スタートアップミーティング等の主催

●患者紹介システム





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★★★★治験ネットワークとして、今後新たに取り組もうと考えている活動★★★★

● 医師へのインセンティブ

● リモートSDV

●契約書の一本化

●費用の統一化(出来高制)

●IRB資料の電子化

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治験依頼者サイドで言わせて頂くと「リモートSDV」が進むと嬉しいです。

「医師へのインセンティブ」は永遠のテーマかも。

僕が思うに「超画期的な新薬の開発に係わることができた」というのが一番のインセンティブになるのでは?(理想論ですが。)

あとは「妥当な金銭的な提供」とか「地位向上」とか「治験認定医」の授与とか。

でも、こういうのって何がモチベーションに繋がるかというのは人によってそれぞれなので、本当に難しい。





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治験ネットワーク活動をする上で、

• 悩んでいること

• 他の治験ネットワークに聞いてみたいこと

• 治験依頼者に聞きたいことや要望

    ↓

●資金・人員の確保の方法

●治験NWの施設間の連携方法

●治験依頼者が求める治験NWとは?

●治験依頼者へのアピールの方法

● 医師へのインセンティブの方法

●患者紹介システムの構築方法


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ここで僕たちが一番考えないといけないのは「治験依頼者が求める治験NWとは?」ですね。

治験依頼者もどんどん希望を出していけばいいと思います(可能かどうかは別として)。



治験依頼者に対するアンケート結果も載っています。
   ↓
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●治験ネットワークを利用して施設選定をした実績

・ある・・・44%

・ない・・・56%


●利用したきっかけ、目的

・施設選定を効率的に行いたかった

・症例数が不足していた

・特殊な疾患領域であった

・治験ネットワークから広報活動があった


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治験ネットワークの利用者が80%を超えると「存在感」を感じると思います。

多分、60%を超えるあたりから「え?よそではそんなに使っているの? じゃ、うちも」となり始めると思います。





引き続き治験依頼者に対するアンケート結果
   ↓
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●利用してよかったこと(多い順)

・効率的

・情報

・協力的

・費用



●利用してよくなかったこと(多い順)

・情報

・非効率

・症例数が少ない


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このあたり、まだ意見が様々ですね。

歴史が浅いし、使用者が少ないからでしょう。

「非効率」は皆無にしてほしいところです。




さらに治験依頼者に対するアンケート結果
   ↓
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★★★★治験NWの利用を判断する際の重要度★★★★

ここで注目すべきは「あると望ましいもの」です。

多い順

・患者紹介システム

・複数の登録医療機関のSDVが一か所で実施可能(リモートSDV)

・交通の便の良さ

・治験NW主催でスタートアップミーティング開催

・治験NW事務局による登録医療機関の症例進捗管理


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やっぱり治験依頼者にとって最も重視するのは「患者紹介システム」つまり「症例集積」つまり「登録促進」つまり「スピード」です。

・・・といろいろあります。

その他の治験ネットワークの資料も参考になるので是非、ご覧ください。
    ↓
今日は治験ネットワークフォーラムより
    ↓
http://www.jmacct.med.or.jp/about/h24/act_5thNWF2012.html



●最新の医療ニュースのまとめ
http://medical-news.seesaa.net/

●iPS細胞と再生医療ニュースのまとめ
http://horai-science.seesaa.net/

●治験と臨床試験のニュースのまとめ
http://chiken-adventure.seesaa.net/

●製薬会社のニュースのまとめ
http://horai-biz.seesaa.net/

●最新の科学のニュースのまとめ
http://horai-sciencenews.seesaa.net/

●ホーライ製薬は下記
http://horaiseiyaku.seesaa.net/

●医薬品ができるまで」は下記
http://chiken-imod.seesaa.net/



●GCPの解説(ワンポイントアドバイス)ブログ版
http://gcp-explain.seesaa.net/

●GCPの解説(ワンポイントアドバイス)サイト版
https://sites.google.com/site/gcpnokaisetsu/

●GCPの問題集(ブログ版)
http://horai-gcp-test.seesaa.net/

●GCPの問題集(サイト版)
https://sites.google.com/site/monitorcrcgcpmondai/

●基礎医学知識・薬学知識・カルテ用語の問題集(ブログ版)
http://cra-hilevel.seesaa.net/

●治験の略語集、治験に使われる言葉の解説(サイト版)
https://sites.google.com/site/chikenryakugo/

●お勧めのビジネス書(ランキングあり)
https://sites.google.com/site/osusumebzbook2/
posted by ホーライ at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 治験の活性化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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