2012年01月31日

謎の病気(AJO)を撲滅せよ(2)フェーズ1を開始する

「ホラオステン」の開発について、総合機構と相談した結果、「優先審査」対象となった。

フェーズ1を進めるために12月1日に第1回目の「治験届」を提出した。

日本の場合、日本人に初めて治験薬を投与する場合、初回の治験届を提出してから、30日経たないと治験実施医療機関と契約ができない。



「ホラオステン」は、副作用のリスクが高くなることも予想し、緊急事態にも対応できるように、今回のフェーズ1施設は、●●医大付属病院で行うことにした。

「ホラオステン」のフェーズ1では、AJOウイルスを持たない健常ボランティアで行う。

最初の投与量は、最も感受性の高い動物におけるMTD(最大耐容量;maximum tolerated dose)の60分の1以下ということに決まった。

つまり「ホラオステン」の場合は体表面積あたり10mgだ。

そして、その投与量で安全性が確認できたら、順次、20mg⇒30mg⇒40mg⇒50mg⇒60mgと投与量を増やしていく。

今までの非臨床試験の結果から、人間では50mgで効果が期待できるのではないかという予想だ。



万全の医療体制のもと、最初のボランティア6人に対して10mgの「ホラオステン」が投与され、血中の濃度を10分⇒30分⇒1時間⇒3時間⇒6時間⇒12時間⇒24時間で調べることにした。

また、尿と糞への排出量も調査予定だ。

フロリスたちはフェーズ1試験を開始する。

それまでの実験室での7年間の研究が正しかったことを証明しようとしている。









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posted by ホーライ at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 新薬の開発という仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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