へい太郎「どんな3つの領域になるの?」
おきょう「うん。つまり、以下のような3つの領域だ。」
(1) 望ましい業績や結果を出せない領域⇒弱い組織
(2) 外部環境に適応し結果を出せる領域⇒強い組織
(3) 長期的に継続してよい結果を出せる領域⇒最強の「組織力」を持った組織
へい太郎「強い組織と弱い組織の違いはどこから生まれてくるのだろう?最強の組織力を持った組織になるにはどうしたらいいんだろう?」
おきょう「組織は人の集まりだ。よって「遂行能力」も「戦略能力」も結局のところ、その担い手は、その組織に属する人に他ならない。」
へい太郎「うん。その通りだと思う。会社は人なり、ってことだよね。」
おきょう「だから、「遂行能力」と「戦略能力」、その掛け算である「組織力」を左右するのも、やはり人なんだよね。」
へい太郎「なるほど。そうなると、「組織力」の差は、その組織に属する一人ひとりの小さな行動様式の違いから生まれるんじゃない?」
おきょう「そのとおり! 全体にとっては小さく見える個々人のレベルでの差異が組織全体で積みあがっていくことにより、根本的な「組織力」の差となって現れてくる。」
へい太郎「う〜〜ん、なんか、こわいな・・・・・・。私の日常がすのまま組織力に直結しているってことね。」
おきょう「だから、優れた人が組織内に存在し、彼ら/彼女らがお互いに連携をとりながら組織をリードしていけるかどうかが「組織力」の分かれ目となってしまう。」
へい太郎「優秀な人たちが組織の分かれ目か。あたり前と言えばあたり前かな。」
おきょう「その優れた人たちは物事をやり遂げ、期待を超える働きをし、そしてまわりの人を育て巻き込んでいくことによって、組織の「遂行能力」を支えていくんだ。」
へい太郎「うん。台風の眼のように、組織を動かしている人って、必ずいるわね。」
おきょう「そして常に理屈(ロジック)のレンズを通して物事を理解し、顧客の声に耳を傾けることにより、組織の「戦略能力」を支えている。」
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