カッコ亀井「お、そりゃ、楽しみだ。」
MT「私、プレゼンって大の苦手なんだよね。」
カッコ亀井「モニターがそんなことを言っていてはいけない。」
MT「何か、コツってある?」
カッコ亀井「まずね、次のことを自問して。」
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あなたは「誰に」「何を」伝えたいのだろう?
質問1・・・あなたがプレゼンテーションをする相手は「どんな人」ですか?
質問2・・・あなたが「伝えたいこと」はなんですか?
**************************************
MT「プレゼンの相手はホーライ製薬の社員、だけど、伝えたいことはまだ決まっていない。」
カッコ亀井「今回、与えられたテーマ『今後の日本の治験に関する展望』に関連する情報をネットで検索して集めたらいいよ。」
MT「できる限り、情報を集めたいけれど、都合良くそんな情報があるかしら?」
カッコ亀井「そのものズバリじゃなくてもいい。何かしらヒントになればいいんだよ。」
MT「集め過ぎるのも良くないというしね。」
カッコ亀井「そうそう。とにかく、最近の治験の話題を集める。次に自分なりに仮説を立てる。」
MT「仮説って?」
カッコ亀井「たとえば、治験の最近の話題を集めていたら、どうやら治験の今後は国際共同治験が増えそうだと思ったりするよね。」
MT「うん。うん。」
カッコ亀井「そこで、じゃ、国際共同治験が増えるとして、それならば、我々は何をしたらいいのか?と考えるわけ。」
MT「いや。デーモン部長からはそこまで指示が出ていないんだけれど。」
カッコ亀井「いいんだよ、そんなこと。それにそういう仮説を立てて、すごい結果が出たら、最高じゃない?」
MT「そりゃそうだ。」
カッコ亀井「仮説を立てたら、今度は、その仮説に従った情報収集をやる。」
MT「なるほど。そのほうが、テーマが絞られて、情報を集められるし、話すべき事柄も決まってくるね。」
カッコ亀井「そうそう。そのうえで、私たちの目的である「よいプレゼン」とは、「あなたの提案」を「誰か」に伝え、その内容について「理解」や「同意」をしてもらい、さらに相手に「あなたの提案に沿った行動をしてもらう」ことになるわけ。」
MT「難しいわね。」
カッコ亀井「だからね、あなたのプレゼン内容を、自分の側からだけでなく、じっくりと相手の側から眺め直して、感じてみて、そして「内容」の推敲を繰り返してみるんだ。」
MT「相手の現状」⇒「あなたの提案(プレゼン)」⇒「相手の将来(メリット)」を考えよう、ということね。
たとえば・・・・
「相手の現状」(交渉力が弱く、CRFの回収が進まない)⇒「あなたの提案」(交渉力を上げるにはこうする)⇒「相手の将来」(治験責任医師との交渉がうまくいき、CRFの回収がスムーズに進む)⇒残業が減る。出張が減る。・・・とかね。」
ほかにも・・・・
相手の現状(治験の国際化が進んでいるけれど英語力が弱い)⇒「あなたの提案」(英語力を今から向上させよう。そのために社内で自主的に英語勉強会を開催する)⇒「相手の将来」(英語能力が上がり、海外の製薬会社ともスムーズに会話ができる)⇒仕事が楽しくなり、海外で活躍できる。・・・・とかね。」
MT「了解。その線でプレゼン資料を作るわ。ありがとう!」
カッコ亀井「聴講者の視点を忘れないようにね。」
●●●明日は・・・「通知やガイドラインが新しく出されたら」●●●
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