2006年07月22日

今週のホーライ製薬(7月22日)

■今週のテーマは「モニタリングチームのリーダーに必要なこととは?(その2)」です。


(先週からの続き)

ヨネヤマ「モチベーションマネジメントって、例えばどんな?」

ちゃちゃ「基本はしっかりと『褒める』、つまりメンバーを認めてあげる、ってことじゃないかな。」

黒丸「きちんとした仕事をしたら、それなりに褒める、って結構大切だと思う。何をやっても何の反応も無かったら、人間、誰もがくさっていくよ。」

フロリス「具体的には、目標症例数を予定より早く達成したモニターをきちんと言葉で褒める、とか。」

さら「そうね、そういうところがモニタリング部門のリーダーとして特有なスキルだと思うわ。」



かずさ2号「ほかに、モニタリング部門のリーダーとして必要な特異なスキルってあるかな?」

みっちーK「モニターは出張が多くて、全員が一度に顔を合わせることが他の部署に比べて低いわよね。」

トモチカ「そうね。よくて1週間に1度位じゃないかしら?」

ken2「そうなると、リーダーはチームメンバーの体調を見抜く力とか意思疎通を弱めないようにするコミュニケーション力とか、全体を見渡す力が必要になってくる。」

吉野川みなみ「確かにね。今はメールがあるけれど、メールだけでは体調までは分からないわ。その人の声のトーンや顔色、歩き方などで、あ!あの人、今、疲れているな、とかね。そんなところで気づくのよね。」

さりさり「そういう時には、その人の仕事を少しセーブしてあげるとか、他の人にSDV等をサポートしてもらうという配慮が欠かせないね。」



ZOO(ズー)「プロトコルからその治験のキモを見つけるスキルも必要だ。」

ペイン「そうそう。この治験ではここがネックになりそうだから気をつけないといけない、とか、この治験はここを押せば、登録が早くなるな、ということを見抜くセンスだね。」

アブラハム「そういうセンスを身に着けるにはどうしたらいいのかな?」

薬作り職人「まずは、絶対的に経験がものを言う分野だと思う。」

おきょう「そうね。でも、経験だけでは駄目だわ。ただ、5つのプロトコルを担当したことが有ります、というのではね、駄目だと思うわ。」

へい太郎「いつも、自分が担当しているプロトコルの問題点や課題を自分で発掘する問題意識や気づく力が必要だ。」

ゆ「そういう訓練を通して身に着けるセンスだね。」

あんころ「・・・・・ということは、そういう仕事のセンスは生まれつきのものではない?」

デーモン部長「まぁ、生まれつきプロトコルの裏を読むセンスを持って生まれてきたのは、わしくらいだろう。」(・・・らしい)



Binobin「総括報告書の知識或いは作成経験も必要じゃないかしら?」

ゆうこ「有ったほうがいいわね。最終的に自分たちはどういうデータを集めようとしているのか、どうデータが集計されるのかが分かっていると治験中から気をつけるようになるわ。」

ムーミン「それがプロトコルを読むときのセンスにも繋がるわね」

パチョレック池上「DM(データマネジメント)の知識も無いよりは有ったほうがいい。」



アロウ「現場のモニタリング力を強める方法を知っているのもリーダーの条件だ。」

かりん「机上の空論では何事も前に進まないわね。」

アーリータイムズ「GCPのグレーゾーンやプロトコルに記載されていないことをどんどん即断即決していかないと治験は進まない。」

おかめ「判断力と決断力、そして行動力。」

通りすがりのお方「的確な判断力のためには正しい情報とロジカルな思考ができること。」

りら「即決できる位の判断力を持つには自信も必要だわ。」

なつきさんのお嬢さん「一度決めたら果敢に行動するために勇気も欲しい。」

チビ姫「あとは治験の仕事をしているのだから、言うまでもないけれど、倫理観や創薬ボランティアの安全性を第一に考えられることも不可欠だわね。」




●モニタリング部門のリーダーとして必要な特有スキルや経験


・メンバーをしっかりと褒める

・チーム全体を見渡す力

・コミュニケーション能力

・プロトコルからその治験のキモを見つけるスキル

・問題意識、気づく力

・総括報告書の知識或いは作成経験

・DMの知識

・モニタリング力を強める方法を知っている

・判断力、決断力、そして果敢な行動力

・言うまでもないが、倫理観や創薬ボランティアの安全性を第一に考えられること


このテーマは来週にも続くかもしれません。
ラベル:製薬会社
posted by ホーライ at 13:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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