2011年06月20日

戦略的モニタリング・・・治験促進のアイデアを出し合い、評価する

さら「ね、考えてみた?」

フロリス「ええ。アイデアを出し合ってみましょう。」

さら「まず、病院の選び方だけど、大学病院クラスよりもクリニッククラスのほうが更年期障害の患者さんが多そうだと思わない?」

フロリス「OK.じゃ、仮説をこうたてよう『患者は更年期障害ぐらいでは大学病院には行かない。』ということだね?」

さら「その仮説を検証しつつ、治験のスピードを上げるために次の方策をとりましょう。」


●●●【方策1】●●●

・ 大学病院レベルよりも市民病院やクリニックレベルのほうが登録数が多い。

・ 大学病院から市民病院・クリニックレベルの病院を紹介してもらい施設を追加する。
それとともに、登録が0の施設は治験を終了することも視野に入れる。




さら「更年期外来を持っている病院は、もっと掘り起こしてもらうとか、医師にこちらの治験をアピールしましょう。」

フロリス「そうだね。更年期外来があったら、ポテンシャルとしては高いよね。」

さら「じゃ、次の方策をとりましょう。」



●●●【方策2】●●●

・ 更年期外来のある施設では積極的にプッシュしてもらう。

・ 治験のポスターを院内に貼ってもらう

・ 従来の内服薬で治療をしている患者さんにウォッシュアウトしてもらい、胃腸障害が無いなどのメリットとともに治験に参加してもらうようプッシュする

・ 治験を依頼している医師を講師として、市民セミナーを主催し、HRT(ホルモン補充療法)や治験を紹介してもらう




さら「N社の件は、どうする?」

フロリス「それはもう、こちらの治験薬(HORAI001)の良さを全面的にアピールしていきましょう。」



●●●【方策3】●●●

・ N社とバッティングしている施設では、治験薬の特徴(N社のパッチ剤よりも副作用が少ない、見た目が目立たないので女性に喜ばれる、1週間に1回張り替えれば良い等)を再度説明し、N社に登録する被験者をこちらにまわしてもらう。

・ 新しい施設を追加しても被験者が増えない場合は治験広告を行う

・ MixiなどのSNSでさりげなく治験を知らせる




さら「以上ね。」

フロリス「上の方策を実施して、2カ月後の創薬ボランティアの登録状況を確認して、その時点でまだ予定より遅れていたら、新聞などを使って治験紹介を大々的にやりましょう。」

さら「Ok.じゃ、明日は糖尿病の治験の検討をしましょう。」





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posted by ホーライ at 17:38| Comment(0) | TrackBack(0) | プロジェクト会議 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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