2011年04月21日

緊急事態発生!★教訓を活かしていこう(フィクションです。)

カルシファー「今回の教訓を活かしていこう。」

博多小町「信頼回復は全てのモニターが丁寧に仕事を進めることでなんとかしよう。」

さくら「システム的にも強化したことも説明したほうがいい。」



小桑院「今回は、たまたま、患者さんが薬を服用する前に異常を発見してくれたけれど、危ないところだった。」

バカボン「治験実施医療機関の薬剤部にも患者さんに治験薬を渡す前に目視でチェックする、という協力を依頼しましょう。」

有馬街道「今回はのことは、全て、臨床開発部門の全員に報告してあります。他のプロジェクトでも同様のことが発生する可能性は否定できませんからね。」



べのした「今回の経緯は全て、文書で記録しておいてください。」

捨て猫「今回の事故を契機として、社内では既にありましたが、臨床部門においても「リスク対策プロジェクトチーム」を編成することになりました。」

りんご姫「このチームの目的はあらゆる緊急事態、異常事態に召集されて、対応策をスピーディーに実施することを目的としています。」

モニ太郎「このチームにはかなりの権限が与えられ、もし、緊急事態にすぐに対応しないといけない場合は取締会や社長にも連絡せずに対応策を実施することができます。ただ、その場合でも事後報告は必要ですが。」


パチョレック池上「さらに、このチームは何も無くても半年に一度は、仮想のエマージェンシーが発生したと想定して、模擬訓練を必ず実施します。」

チビ姫「その仮想事態は、臨床部門と総務部、教育グループが共同でケースを想定して、訓練します。」



なつきさんのお嬢さん「今回の事故による被害は?」

りら「患者さんへの被害はありませんでした。ただ、治験を再開しないといってきた施設が5施設ありました。」

通りすがりのお方「その施設では市販薬に対する影響もあるので、取締役クラスが謝罪と対策説明に行きます。」



おかめ「私たちもGCPどおりだとか、SOPどおりだから、何も起こらないと、たかをくくらないで、いつも真剣でいこう。」

アーリータイムズ「そうだね。今回の教訓をいかしていきましょう。」

かりん「信頼を回復できるかどうかはモニターひとり、ひとりにかかっているということを忘れないでね。」




■来週へ続く


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ラベル:治験事故
posted by ホーライ at 19:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 緊急事態に対応する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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