吉野川 みなみ「今回の包装ミスの原因究明。今、工場にも事情を説明して原因を調べてもらっています。」
ken2「この事故による治験への影響は?」
トモチカ「まず、今日と明日で全ての治験薬を回収して、もう一度、目視で包装をチェックします。」
のの「その上で、回収した治験薬を使えるかどうかを検討し、使えるならば、もとにあった病院へ戻します。」
かき氷「使えない、という基準は? あるいは使えると判定する基準は?」
澤田「今回はHORAI001の実薬と対照薬のXXXの2種類の実薬と、それぞれのプラセボを用意してありました。」
てぃん「だから、1包には水色のHORAI001の実薬かプラセボのどちらかが1錠と、赤色のXXXの実薬かプラセボの1錠が入っているのが正常です。」
フクちゃん「つまり、1包の中に水色の錠剤が1錠と赤色の錠剤が1錠の合計2錠が入っている、というのが正常なのね?」
ピース「そうです。ところが●●病院で発見されたのは水色が2錠と赤色が1錠の合計3錠が入っていました。」
あんみ2「ということは、どこかに水色の錠剤が入っていない包装があるということね?」
徳大寺道子「そういう可能性はあります。というか、そのはずです。」
ガンバスター「じゃ、とにかく水色が1錠と赤色が1錠ずつ入っているかを目視でチェックして、問題が無ければそのまま使う、ということね。」
むっちー「そうです。」
いっちー「●●病院のその問題があった患者さんは治験を続けるの?」
みっちーK「いえ。その患者さんには治験を中止して頂きます。」
かずさ2号「そりゃ、患者さんにとっても『そんなミスがあった治験なんて続けられるか!』と思うでしょうね。」
さら「そうだね。残念ながら、信頼が失われたわけは明らかです。」
フロリス「今回はダブルブラインドでやっているんだよね?」
黒丸「そうです。」
ちゃちゃ「治験薬群と対照薬群とが混在した可能性は無いの?」
ヨネヤマ「それは工場にも確認しました。治験薬群を包装する日と対照薬群を包装する日は別の日に実施し、包装室も変えたそうです。ですから、それらが混在した可能性はありません。」
ハレ〜「じゃ、どうして事故が起こったの?」
BECK「詳細は工場からの報告を待ちますが、明日までに報告するよう要請してあります。」
ぽちりん「とにかく事故の原因が究明されるまで治験を一時、中断します。」
(フィクションです。)
■明日へ続く
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