2011年04月18日

緊急事態発生!★治験薬を回収せよ!信頼はどうなる?(フィクションです。)

さりさり「ほかにやることは?」

吉野川 みなみ「今回の包装ミスの原因究明。今、工場にも事情を説明して原因を調べてもらっています。」

ken2「この事故による治験への影響は?」

トモチカ「まず、今日と明日で全ての治験薬を回収して、もう一度、目視で包装をチェックします。」

のの「その上で、回収した治験薬を使えるかどうかを検討し、使えるならば、もとにあった病院へ戻します。」

かき氷「使えない、という基準は? あるいは使えると判定する基準は?」

澤田「今回はHORAI001の実薬と対照薬のXXXの2種類の実薬と、それぞれのプラセボを用意してありました。」

てぃん「だから、1包には水色のHORAI001の実薬かプラセボのどちらかが1錠と、赤色のXXXの実薬かプラセボの1錠が入っているのが正常です。」

フクちゃん「つまり、1包の中に水色の錠剤が1錠と赤色の錠剤が1錠の合計2錠が入っている、というのが正常なのね?」

ピース「そうです。ところが●●病院で発見されたのは水色が2錠と赤色が1錠の合計3錠が入っていました。」

あんみ2「ということは、どこかに水色の錠剤が入っていない包装があるということね?」

徳大寺道子「そういう可能性はあります。というか、そのはずです。」

ガンバスター「じゃ、とにかく水色が1錠と赤色が1錠ずつ入っているかを目視でチェックして、問題が無ければそのまま使う、ということね。」

むっちー「そうです。」





いっちー「●●病院のその問題があった患者さんは治験を続けるの?」

みっちーK「いえ。その患者さんには治験を中止して頂きます。」

かずさ2号「そりゃ、患者さんにとっても『そんなミスがあった治験なんて続けられるか!』と思うでしょうね。」

さら「そうだね。残念ながら、信頼が失われたわけは明らかです。」





フロリス「今回はダブルブラインドでやっているんだよね?」

黒丸「そうです。」

ちゃちゃ「治験薬群と対照薬群とが混在した可能性は無いの?」

ヨネヤマ「それは工場にも確認しました。治験薬群を包装する日と対照薬群を包装する日は別の日に実施し、包装室も変えたそうです。ですから、それらが混在した可能性はありません。」

ハレ〜「じゃ、どうして事故が起こったの?」

BECK「詳細は工場からの報告を待ちますが、明日までに報告するよう要請してあります。」

ぽちりん「とにかく事故の原因が究明されるまで治験を一時、中断します。」


(フィクションです。)


■明日へ続く


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ラベル:治験でのミス
posted by ホーライ at 17:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 緊急事態に対応する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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