2011年04月12日

OJTの目的を明確にする★製薬会社で新入社員のOJTが始まる

ふじおねえ「よろしく。今日は●●病院へ、治験の申請書を治験事務局に提出しに行くので、同行してね。治験責任医師にも会うからね。」

新入社員のAさん「はい。わかりました。」

ブライアン成田「今日のポイントは、申請書をもれなく提出すること、治験責任医師に来月には治験が始まるという連絡をして、予め治験に参加できそうな患者さんの目星をつけておいてもらいたい、ということ依頼する点ね。」

新入社員のAさん「今日訪問する●●病院では、該当しそうな患者さんは多いんですか?」

よっきゅん「そうね、事前調査の段階では今回の治験のプロトコルに合致しそうな患者さんが30人くらい、今、いるということだった。」

メタルナイト「でも、その30人が全員、治験に参加できるかどうかは不明。治験に参加したくない、という方もいらっしゃるし。」

秘密研究員「厳密は検査をパスする患者さんの数も限られてくるし。そうね、たぶん、この施設では10人程度の患者さんが治験に参加して頂けるのではないかと、モニターとしては予測している。」



ドンドン 「その目算を私たちのチームでは集計表にまとめていて、予定通りの日程で終わるように、モニターは苦労するわけ。」

新入社員のAさん「ノルマですか?」

ピクミン「まぁ、それに近いわな。」



新入社員のAさん「それで、今日訪問する医師はどんな方なんですか?」

くも「今回の治験にとても興味を見せていた。治験経験も豊富だ。過去に治験責任医師として5つ以上の治験に参加している。」

新入社員のAさん「なるほど。熱血タイプのドクターですか?」

ひで「それがそうでもない。あまり口数は多くなくて、物事を論理的にみるのが好きなタイプだと思っている。」

翡翠「そういう医師に対しては論理的に話を進めるようにしないとね。」



やなか爺「ところで、この治験責任医師のB先生はIRBのメンバーでもあるけれど、これで何か注意しないといけないことってあると思う?」

新入社員のAさん「え〜〜〜っと、自分が担当する治験についてはIRBに情報提供はできるけれど、審議・採決には参加できない、ですか?」

ゆみぴー「そうだね。そのとおり。だから、今日も、その点をB先生に注意喚起するのも、ポイントだ。」




■明日へ続く


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ラベル:OJT
posted by ホーライ at 19:35| Comment(0) | TrackBack(0) | OJTの意義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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