2011年03月14日

国際共同治験の問題点★日本の状況・日本の立場

大黒「国際共同治験で日本って軽視されてない?」

くりこ「う〜〜む、ないとは言えない。コストが高いのに治験がスムーズにいかないからね。」

スナフキン「韓国などは国をあげて治験環境を整えているから、このままだと国際共同治験が韓国に流れていくようになるだろう。」

こさめ「外資系の製薬会社でもよく『アジア地域(ただし日本は除く)』なんてよくある・・・・・。」

ルパン三世「韓国で実施された治験データを日本でも使えるようになったら、もう、日本で治験をやる意味が無くなる。」

ルーシー「患者さんにとっては、治験がどこの国でやられたか、なんか関係ないからね。とにかく安全で有効な薬を自分に一刻でも早く使ってもらえれば、治験が早く進む国でもいい、と患者さんは思うだろう。」



デーさん「これからは日本で治験が進まない理由さがしはやめよう。言い訳に使われるから。」

しまうま「でも、遅れているだけではいけないから、その原因を究明する必要があるよ。」

プリンセス・オーロラ「ICH-GCPが導入されて、はや10年以上経つけれど、それで、何が変わった?」

しまうま「それなりに各方面が努力していると思う。CRCも増えたし、治験のネットワークができたし。」

プリンセス・オーロラ「だけどさ、本来ならば治験実施施設側で用意すべき資料を未だにモニターが作ってたりするのも現実だ。」

しまうま「アメリカは契約社会だから、治験責任医師に「契約症例までいってないので、きちんとやってね」的なことが言えるけれど。。。。」

プリンセス・オーロラ「日本には治験実施病院と治験依頼者(製薬会社等)の間にヒエラルキーがある。」




しまうま「たとえば、日本学術会議が出している「日本における臨床治験の問題点と今後の対策」提言というのがある。」
     ↓
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-20-t57-2.pdf



プリンセス・オーロラ「この提言のうち、どれだけが改善されたか、チェックするといい。」

kaizer11「それを嘆いていても始まらない。サクッとやろうぜ。」



震電「はい。では話をもとに戻して、国際共同治験で注意しないといけない点は?」

ふじおねえ「スケジュール管理。国内治験でもそうだけど、各種マイルストーンのデッドラインを各国、地域で守ってもらう。」

ブライアン成田「そのためには?」

よっきゅん「さっきの話とも関連するけれど、治験が予定どおりにいかない所では問題解決を徹底させる。」

メタルナイト「スケジュール管理と言えば、治験そのものだけではなく、たとえば治験薬の製造スケジュールとかCRF作成,プロトコル作成、総括報告書の作成スケジュール管理なんかも大事だ。」

ふじおねえ「そういうスケジュール管理は誰がやるの?」

秘密研究員「もちろん、プロジェクトリーダー。」



ドンドン「予算管理もプロジェクトでは重要だ。」

ピクミン「一般的なプロジェクトマネジメントに関する書籍もあるので、参考にするといい。」
   ↓
新版 プロジェクトマネジメント標準 PMBOK入門
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274067904/horaihonoyomu-22/ref=nosim/




★★★>>>明日へ続く


ラベル:治験の問題
posted by ホーライ at 17:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際共同治験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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