2013年10月31日

今週は「日本版NIH」について見ていきます。

今週は「日本版NIH」について見ていきます。

他にもたくさんの資料がありますので、あとは、各自でお読みください。(今週は手抜きだな。)・・・・・・・


●「第1回 医療分野の研究開発に関する専門調査会」が開催されました。(平成25年10月8日)
   ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/tyousakai/dai1/gijisidai.html

上記のページに下記の資料があります。

●「個人化医療の推進及び分子標的薬開発と人材育成」九州大学高等研究院 笹月 健彦
    ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/tyousakai/dai1/iinsiryou05.pdf

【上記資料の概説】

これまでの医療が集団を対象とした共通の医療であったのに対し、個別化医療(Individual Medicine)は、個人の遺伝情報を基盤として各個人に特有の治療法を行うもので、個人の遺伝情報は、診断・予防・治療・予後判定に用いられる。

解決すべき課題
1.遺伝子治療 : 安全なベクター開発、遺伝子置換法開発
2.免疫療法 : 強力な免疫−武器
(キラーT細胞/抗体/サイトカイン)
3.分子標的治療: 標的分子の列挙
4.再生医療 :HLAバリア(拒絶反応)の克服

「死の谷」がある。

死の谷とは研究開発の成果が具体的な事業化・製品化に結びつかないことが多い。この研究開発と事業化の間にあるギャップを”死の谷”と呼ぶ。




●「我国の創薬が抱える課題・展望・取るべき方策」ヒューマンサイエンス振興財団会長 竹中 登一
    ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/tyousakai/dai1/iinsiryou06_1.pdf

【上記資料の概説】

T.日本企業の創薬力の現状
1.日本の創薬力は、過去10年横這い

U.課題・展望・取るべき方策
1.低分子医薬品の創薬の更なる強化:強みの強化
*創薬支援ネットワークに参加している公的研究機関でHTSを行い、 大学で発見された創薬標的分子を制御する、低分子化合物(母核)を発見する。





●「日本企業の新薬開発力」等  竹中 登一
    ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/tyousakai/dai1/iinsiryou06_2.pdf

【上記資料の概説】

*日本企業の新薬開発力は世界第3位。(オリジンの数)

*日本企業の新薬創出の効率は高い

*2007年度売上10億ドル以上の製品の15品目を日本企業が発明

*:日本の創薬-遅れをとったがん分子標的薬の研究開発



●「問題意識」  医療法人社団 神戸国際フロンティアメディカルセンター 理事長 田中紘一
    ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/tyousakai/dai1/iinsiryou07.pdf

【上記資料の概説】

1.臨床現場に内在する着想を基礎研究へつなぎ、さらに医療イノベーションへと発展させる方策

・医療グローバル人材を育成する施策

2.早い段階で社会に還元できる臨床研究推進の方策

・電子カルテのデータ交換共通規格を構築・普及させる政策

・臨床研究と治験を一体化させ、研究初期段階のデータも薬事承認できる制度の構築(日本版IND, IDE)

・臨床研究の進捗管理、生じる課題解決を支援および評価できる組織の構築

・臨床研究拠点の資源を有効活用するためにICTを用いるネットワークの構築



●「まとめ」 自治医科大学 永井良三
    ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/tyousakai/dai1/iinsiryou08.pdf

【上記資料の概説】

1 政府資料に示された、がん、脳と心、新興・再興感染症、難病、再生医療、ゲノム医療のいずれも重要であるが、それ以外にも克服すべき重要な疾患がある。

地道な疾患研究や疫学的な調査研究がおろそかになることのないよう格別の配慮が必要である。

2 医薬品や医療機器の開発においては医療上のニーズと経済上のニーズの両方を考慮する。

また、出口が明らかにならないと開発は進まない。

そのため、審査ガイドライン策定等の新しい医薬品・医療機器の有効性・安全性を評価するレギュラトリーサイエンス研究を早急に充実する必要がある。

5 最先端開発研究は推進しなければならないが、その成功率は低い。

一方、既存の医薬品や医療機器の付加価値をつける臨床研究、とくに予後や重篤な発作などのハードエンドポイントを指標とする臨床研究で明確な意義を見いだせれば、大な付加価値が得られ研究開発費を獲得できる。

10 我が国の産学連携は、2004年の国立大学法人化から始まったといっても過言ではない。

まだ歴史が浅いため、人材の育成、医薬品・医療機器開発の規制に関する研究(レギュラトリーサイエンス)、知財に関する法制度の整備を同時に推進しなければならない。





●「医療分野の研究開発に関する総合戦略の策定に向けて」平野 俊夫
    ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/tyousakai/dai1/iinsiryou09_1.pdf

【上記資料の概説】

医療分野の研究開発が一元化されることは大変画期的で喜ばしい。

しかしながら、一元化それ自体だけで、医療分野の研究開発を取り巻く課題が解決する訳では必ずしもない。

シーズ(創薬の種)を見い出し、それを実用化(創薬)に結びつけるまでの様々な過程を、戦略的に進めていくことが必要となるとともに、 医療分野の研究開発を将来にわたって持続可能なものとするために、シーズを絶やさない努力が引き続き求められる。


●「我が国発の創薬等に関する現状」 平野 俊夫
    ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/tyousakai/dai1/iinsiryou09_2.pdf

【上記資料の概説】

アカデミアがシーズをスクリーニングして、そこから製薬企業をむすぶ「仕組み」がない。

バイオベンチャーが育っていない。



どうやら、日本の問題は創薬ベンチャー企業が育っていない、というところですね。

創薬ベンチャー企業の育成が緊急の課題です。

創薬ベンチャー企業の育成には圧倒的な起業精神を持った人物が必要ですが、そういう人って、日本では育ちにくいと言われています。(ほんと?)

でも、そんな「言い伝え」なんか無視して、どんどん、創薬ベンチャーを作ってください。(って、ホーライ製薬もそうなりうるかも。^^;)



●「第1回 医療分野の研究開発に関する専門調査会」が開催されました。(平成25年10月8日)
   ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/tyousakai/dai1/gijisidai.html

上記のページに下記の資料があります。

●外部有識者提出資料として・・・・・

●「国益のために戦略的グローバルヘルス部門の確立を」東京大学医学系研究科 国際保健政策学 教授 渋谷 健司
    ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/tyousakai/dai1/gaibusiryou01_1.pdf

【上記資料の概説】

グローバルヘルスの興隆

*2005年頃より米国や英国を中心にグローバルヘルスが興隆。大学やシンクタンクにグローバルヘルス部門の設立。

*国際共同研究の推進や小規模でもインパクトのある研究支援の仕組み。

ビジョンとアイディアを持つ者やルールを作る者にリソースがつくシステム。

グローバルヘルスの潮流:3つのP

1) Partnership(国際的官民連携)

2) Prioritization(戦略的研究分野)

3) Performance(成果の検証)

4. 4つ目のPは、Personnel(ヒト)

5. 結論

1) NIHに戦略的グローバルヘルス部門を確立(予算の15%を国際共同研究に)。

2) 国内外の医療戦略の一貫性の確保:研究戦略+規制緩和+外交安全保障の連携。

3) 最後はヒト:分野別専門家、課題解決型専門家に加えて、システム思考・グローバル思考のできる人材の育成と活用。





●「国益のために戦略的グローバルヘルス部門の確立を」(2)東京大学医学系研究科 国際保健政策学 教授 渋谷 健司
    ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/tyousakai/dai1/gaibusiryou01_2.pdf

【上記資料の概説】

*第3世代の医療人材教育

*サイエンスからシステム思考のリーダー育成へ




●「我が国の創薬が抱える課題、展望及びとるべき方策」日本製薬工業協会会長 手代木 功
    ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/tyousakai/dai1/gaibusiryou02.pdf

【上記資料の概説】

○創薬におけるアカデミアと製薬業界との役割分担

・アカデミアの役割

・疾患のメカニズム解明や疾病の原因分子・遺伝子などの標的としての評価

・動物レベルでの POC(Proof of Concept)の獲得

・創薬支援ネットワークの活用

・産業側の協働による加速化

・iPS 研究成果の応用開発へ向けた取り組み

・イノベーションの適正な評価、ジャパンプレミアム制度

○臨床研究の推進、活性化

・治験・臨床研究・市販後調査・患者ニーズの把握等に医療機関の協力は必須

・医療機関・医師が治験を実施しやすい環境の構築

・医学統計・解析の重要性



なお、膨大な(42頁に渡る)資料「健康・医療戦略」もありますので、ご興味のある方は、是非、ご一読を。
    ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/tyousakai/dai1/sankou03.pdf

【上記資料の概説】

世界に先駆けて超高齢化社会を迎えつつある我が国にあって、政府は、世界最先端の医療技術・サービスを実現し、健康寿命世界一を達成すると同時に、健康・医療分野に係る産業を戦略産業として育成し、我が国経済の成長に寄与することにより、我が国を課題解決先進国として、超高齢化社会を乗り越えるモデルを世界に拡げていかねばならない。
同分野の成長戦略の実現については、昨年6月6日に医療イノベーション会議が「医療イノベーション5か年戦略」を取りまとめているところであるが、今般、同戦略に掲げられている施策のうち、実行すべきものは速やかに実行し、新たに追加すべきものは、速やかにこれに盛り込むという方針で、同戦略の充実を図るべく見直し行い、ここに新たに「健康・医療戦略」を取りまとめたところである。

2.戦略実施に当たっての視点(「5つの視点」)

(1)政策の重点化

・政策の実施に当たっては、資源を重点投入すべき重点分野を明確化するとともに、資源投入によるアウトカム目標を設定する。

(2)効果的・効率的な政策手段の採用

・アウトカム目標実現のための政策手段について、規制・制度改革から、予算・税制・政策金融を見渡し、最も効果的・効率的な政策手段を採用する。

(3)PDCA の徹底

・PDCA を徹底する。エビデンスに基づいて、政策の効果と効率性を検証するとともに、これらの検証結果を確実に政策の見直しにいかす。

(4)民間の活力(規制改革等)

・民間の創意と工夫をいかして新たな活力を生み出すことを基本とする。こうした観点から、官民が適切な役割分担を行うとともに、官が関与する場合には、その根拠を明確化する。

(5)実行力

・健康・医療分野の課題は見えている。速やかに実施すべき政策は速やかに実行するとともに、政策の推進に当たっては産学官一体となって取り組む。



●上記の「健康・医療戦略」の13頁目から「臨床研究・治験」について触れられています。
    ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/tyousakai/dai1/sankou03.pdf

5)国際水準の質の高い臨床研究・治験実施が確実に実施される仕組みの構築

@ 臨床研究中核病院、早期・探索的臨床試験拠点の機能強化

質の高い臨床研究の実施体制の整備(臨床研究中核病院など)と臨床研究の適正な実施ルールの推進

ア 国際水準の臨床研究や難病・希少疾病、小児領域等の医師主導治験の実施体制を有するとともに、複数病院からなる大規模ネットワークの中核として、窓口の一元化等を図り、多施設共同研究の支援を含めたいわゆる ARO(Academic Research Organization)機能を併せ持ち、高度かつ先進的な臨床研究を中心となって行う臨床研究中核病院を整備する。

A 臨床研究・治験の実施状況に係るデータベースの構築

臨床研究・治験の実施状況(対象疾患、実施内容、進捗状況等)を適切に把握するため、知的財産の保護等に十分に留意しつつ、こうした状況を網羅的に俯瞰ふかんできるデータベースを構築する。

B 民間資金の活用による臨床研究・治験機能の強化

民間資金も積極的に活用し、臨床研究・治験機能を高める。



明日へ続く

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2013年10月30日

医療分野の研究開発関連予算の要求の基本方針

今週は「日本版NIH」について見ていきます。


さて、「医療分野の研究開発関連予算の要求の基本方針(案)」という資料もあります。
   ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/suisin/dai1/siryou07.pdf


治験や臨床試験についても言及されています。(4頁目)

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(2) 医薬品・医療機器開発への取組

@ 医薬品に係る取組

基礎研究等から医薬品の実用化まで切れ目なく支援するためのオールジャパンでの創薬支援体制として、関係府省の連携を強化し、関係府省・創薬関連研究機関等による創薬支援ネットワークを「日本版NIH」の創設に先行して構築するとともに、医薬品に係る以下の取組を進める。

@ 実用化に向けた応用研究、非臨床試験、臨床研究や医師主導治験を推進する。

A 新世代の生体分子技術等新しい技術を用いた抗体・核酸・ワクチン等の創薬・製造関連技術の開発。

B 分子標的薬と、その体外診断用医薬品(コンパニオン診断薬)の同時開発。

C 医薬品審査と連携したコンパニオン診断薬の評価手法に関する研究の推進。

D 個別化医療・個別化予防に資する医薬品・診断薬のシーズ発見に向けた、生体分子の機能・構造解析や薬物動態解析等の技術開発。

E 大学・研究機関等が有する日本発のバイオ医薬品シーズの実用化促進及び、バイオ医薬品シーズの研究開発を行う企業に対する支援。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

「コンパニオン診断薬」の文字が目立っていますね。

コンパニオン診断(Companion diagnostics; CoDxもしくはCDx)とは、医薬品の効果や副作用を投薬前に予測するために行なわれる臨床検査のこと。

薬剤に対する患者個人の反応性を治療前に検査することで、個別化医療(もしくはオーダーメイド医療)を推進するために用いられ、通常の臨床検査とは区別されます。

コンパニオン診断では、薬剤標的となるタンパク質や薬剤代謝酵素をコードする遺伝子の変異や発現量を調べることで、特定医薬品の有効性や副作用発現の個人差を把握し、医師による投薬妥当性や投薬量決定を補助することがお仕事です。





さらに、さらに・・・・・(5頁目)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(3) 臨床研究・治験への取組

アカデミア等における画期的な基礎研究成果を切れ目なく一気通貫に治療法、医薬品及び医療機器の実用化に繋ぐ体制を構築するとともに質の高い臨床研究の実施体制の実現を目指す。

このため、実用化が期待される基礎研究の成果を臨床へとつなげるための橋渡し研究支援拠点及び、多施設共同研究の支援を含めたいわゆるARO(Academic Research Organization)機能を併せ持ち、高度かつ先進的な臨床研究を中心となって行う拠点を一体的に整備し、更に強化する。

また、臨床研究・治験の効率的・効果的な推進のための人材を育成・確保するなど、国際水準の質の高い臨床研究・治験を実施・支援する体制の整備を行う。

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う〜〜ん「一気通貫」か・・・・「二飜」ですね。ドラが載れば、マンガンにも。。。。。






●さて、「第1回 医療分野の研究開発に関する専門調査会」が開催されました。(平成25年10月8日)
   ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/tyousakai/dai1/gijisidai.html

上記のページに各委員が提出した資料が多数、公開されています。

これがとても興味深い!!

たとえば・・・・・・
   ↓
●「医療分野の研究開発に関する専門調査会 委員」の一私見(東京女子医科大学 名誉教授 大澤真木子(小児科学、小児神経学))
   ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/tyousakai/dai1/iinsiryou01.pdf


上記の資料は小児科医らしい意見が述べられていますね。
   ↓
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

特に治療法が無い難病および小児慢性特定疾患の方たちは研究が進み治るようになる日が来ることに希望を託しており、子供も視野に入れて研究を進めていただきたい。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



そうだよね・・・・・子どもの病気って、本人はもちろん辛いけれど、両親はもっと辛いこともあるからね。






●臨床及び臨床研究・治験現場が抱える課題(公益財団法人 日本対がん協会会長 垣添 忠生)
   ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/tyousakai/dai1/iinsiryou02.pdf
   ↓
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

臨床及び臨床研究・治験現場が抱える課題の根底には、ほとんどすべての現行課題の解決には予算が関わる、という基本的構造がある。

(中略)

せめて予算が現行の3〜4 倍になれば、わが国の臨床研究もかなり進むものと思われる。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

うむ。

何事も、先立つものは「お金」だ。

そして、その虎の子の「お金」の使い方ですが。




ほかにもこんな「いいこと」をおっしゃっている。
   ↓
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

2) CRC やData manager のキャリア・トラックが確立されていない。

昇給、昇進などの将来的な見通しがあいまいなため、優秀な人材の継続的確保が難しい。

知的労働者の雇用の促進につながる話だから、いずれ国家資格とし、看護師協会、薬剤師協会などと十分なすり合せを実施した上で、新しい職種として社会に根ずかせる必要がある。

6) そもそも論として、従来、病院に求められてきたのは「診療」であって、臨床研究、臨床試験等は想定されていなかったことがある。

これも病院の本来業務の一つであるとする、根本的な発想転換が求められる。

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CRCの方は、自らキャリアパスを作っていく、というのも手ですよね。

僕は自分で「教育の重要性」というレポートを作り、本部長に直訴し、そのための教育部署を作らせ、まんまと、その職にありつきました。






●「医療分野の研究開発に関する専門調査会」への意見書 (1)榊 佳之(豊橋技術科学大学)
   ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/tyousakai/dai1/iinsiryou04_1.pdf

上記の資料には「ゲノム科学の専門家の立場から見た、20-30年後の医療の姿」という興味深い文章がある。
   ↓
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

●ゲノム科学の専門家の立場から見た、20-30年後の医療の姿

⇒ 目指すべきは高度な「個別化先制医療」社会の実現。


20-30年後の高度な「先制医療」の実現に向けての課題:

1.医学・医療の基盤としての「日本人の遺伝的特質」(日本人標準ゲノム)の確立とそれを活用した疾患遺伝子解明研究の一層の推進。

それらを医療、創薬に活用するビッグデータベースシステムの整備・運用。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■





さらに詳細はこちら
   ↓ 
医療分野の研究開発に関する専門調査会」への意見書(別紙)
   ↓  
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/tyousakai/dai1/iinsiryou04_2.pdf
   ↓ 
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

先ず取り組むべきは基盤整備「1.日本人標準ゲノム情報(パネル)の整備、2.その標準ゲノム情報と医療情報、コホート研究情報等との連結、及び 3.その情報基盤を広く医療、産業に活用するためのビッグデータ情報基盤の整備を提言する。」

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


「日本人標準ゲノム」という言葉が私には初耳でした。

日本人標準ゲノムとは何か?

日本人標準ゲノム情報(パネル)とは、日本人の「遺伝子の形」を理解する上で必須の情報であり、疾患関連遺伝子解析に強力な対照・基盤データを提供する。

例えば、日本人標準ゲノムパネルは、全ゲノム関連解析(GWAS)から得られる多型情報と真の疾患原因遺伝子変異を繋ぐ情報を提供する。

また、「前向きコホート研究」と連携することにより、疾病原因遺伝子変異探求はもとより、日本人特有の薬剤感受性や副作用の同定を通して日本人に最適の創薬を可能にし、究極的に、個別化予防・医療の実現を可能とする。

・・・・とのことです。



明日へ続く




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2013年10月29日

新たな医療分野の研究開発体制について

今週は「日本版NIH」について見ていきます。


次の資料があります。
  ↓
●新たな医療分野の研究開発体制について(案)
  ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/suisin/dai1/siryou06.pdf


上記の資料の6ページ目には「日本再興戦略(抄)」(平成25年6月14日)が掲載されています。

このページに次のように記載されています。
   ↓
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

○医療分野の研究開発の司令塔機能(「日本版NIH」)の創設

・革新的な医療技術の実用化を加速するため、医療分野の研究開発の司令塔機能(「日本版NIH」)を創設する。

具体的には、

− 司令塔の本部として、内閣に、内閣総理大臣・担当大臣・関係閣僚からなる推進本部を設置する。

政治の強力なリーダーシップにより、@医療分野の研究開発に関する総合戦略を策定し、重点化すべき研究分野とその目標を決定するとともに、A同戦略の実施のために必要な、各省に計上されている医療分野の研究開発関連予算を一元化(調整費など)することにより、司令塔機能の発揮に必要な予算を確保し、戦略的・重点的な予算配分を行う。

− 一元的な研究管理の実務を担う独立行政法人を創設する。

総合戦略に基づき、個別の研究テーマの選定、研究の進捗管理、事後評価など、国として戦略的に行うべき実用化のための研究を基礎段階から一気通貫で管理することとし、そのため、プログラムディレクター、プログラムオフィサー等を活用しつつ、実務レベルの中核機能を果たす独立行政法人を設置する。

− 研究を臨床につなげるため、国際水準の質の高い臨床研究・治験が確実に実施される仕組みを構築する。

臨床研究中核病院及び早期・探索的臨床試験拠点において、企業の要求水準を満たすような国際水準の質の高い臨床研究・治験が確実に実施されるよう、所要の措置を講ずる。

臨床研究・治験の実施状況(対象疾患、実施内容、進捗状況等)を適切に把握するため、知的財産の保護等に十分に留意しつつ、こうした状況を網羅的に俯瞰できるデータベースを構築する。

民間資金も積極的に活用し、臨床研究・治験機能を高める。

等の措置を講ずる。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


う〜〜ん、凄いなぁ。

本当にこんなことができるようになるのかな。

できて欲しいけれど。


「日本版NIH」は日本の医療科学分野の予算と戦略を決めていく責任能力が必要です。

責任重大だ。



さて、「医療分野の研究開発関連予算の要求の基本方針(案)」という資料もあります。
   ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/suisin/dai1/siryou07.pdf

上記の資料に次の言葉もあります。
   ↓
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

世界の医療市場は、平成13 年から平成22 年まで年平均8.7%で成長を続けており、平成22 年の市場規模は、約520 兆円に達しており、我が国のみならず、世界的に需要の増大が見込まれ、医薬品、医療機器等同分野は、健康寿命の延伸のみならず、経済の成長にも寄与し得る成長産業として発展が期待されている。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■




う〜〜ん、「医療市場」は「成長産業」なんですね。(みんなの給料、そんなにあがってる?・・・・一部、据え置き。ところにより引き下げ、とか?^^;)

さらに。
  ↓
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

がん、認知症、感染症等の克服に必要な我が国発の優れた革新的医療技術の核となる医薬品・医療機器・再生医療製品等を世界に先駆けて開発し、同時に世界に輸出することで、日本の革新的医療技術の更なる発展につなげていく必要がある。

このため、医療分野の研究開発の司令塔機能(「日本版NIH」)の創設について、4月2 日の総理の指示を受け、官房長官が「日本版NIH」の骨子を取りまとめ、その内容が「日本再興戦略」(平成25 年6 月14 日閣議決定)及び「健康医療戦略」(同日関係閣僚申合せ)に盛り込まれたところである。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■




内閣官房がえらく頑張ります!

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(1) 全ての要求を内閣官房へ提出

各省は、概算要求基準決定後速やかに、医療分野の研究開発関連予算についての全ての要求を、内閣官房へ提出する。

当該予算の要求に当たって各省は、内閣官房の了解を得るものとする。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


縦割り行政の弊害が無くなるといいですね。




明日へ続く


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2013年10月26日

最近、日本版NIHの設置について検討されているようです。

今週は「日本版NIH」について見ていきます。


最近、日本版NIHの設置について検討されているようです。
    ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/



ところで、そもそも「NIH」って何?

NIHとはアメリカ国立衛生研究所のことで、National Institutes of Health の頭文字をとってNIHと呼んでいます。

NIHはアメリカ合衆国の保健福祉省公衆衛生局の下にあり、1887年に設立された合衆国で最も古い医学研究の拠点機関。

本部はメリーランド州ベセスダに置かれている。

Institutesと複数形であるように、国立癌研究所、国立心肺血液研究所、国立老化研究所、国立小児保健発達研究所、国立精神衛生研究所など、それぞれの専門分野を扱う研究所と、医学図書館などの研究所以外の組織、合わせて全部で27の施設と所長事務局によって構成されている。

1万8000人以上のスタッフのうち6000人以上が科学者(医師、生命科学研究者)。

NIHには1937年に国立癌研究所を設立して以来、多数の研究所を新設・あるいは外部の研究所を合併するなどして組織を拡大し、今では事務局(OD; Office of Director)以下、20の研究所と7つのセンターが存在する。


日本版のNIHとはどんなものになるのでしょうか?



さて、日本版NIHのことですが、まずは下記をご覧ください。
  ↓
健康・医療戦略推進本部の設置について(平成25年8月2日:閣議決定)
  ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/suisin/konkyo.pdf
  ↓
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1 世界最先端の医療技術・サービスを実現し、健康寿命世界一を達成すると同時に、健康・医療分野に係る産業を育成し我が国経済の成長に寄与するため、内閣に、健康・医療に関する成長戦略の推進及び医療分野の研究開発の司令塔機能の本部となる健康・医療戦略推進本部(以下「本部」という。)を設置する。

2 本部の構成員は、次のとおりとする。ただし、本部長は、必要があると認めるときは、関係者の出席を求めることができる。

本部長 内閣総理大臣

副本部長 内閣官房長官

本部員 他の全ての国務大臣

3 本部の庶務は、文部科学省、厚生労働省及び経済産業省の協力を得て、内閣官房健康・医療戦略室において処理する。

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上記の決定に基づき、まずは、「医療分野の研究開発の司令塔機能の本部となる健康・医療戦略推進本部」が設置されました。

続いて、「健康・医療戦略推進本部(第一回)」が開催されました。(平成25年8月8日)
  ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/suisin/dai1/gijisidai.html
  ↓
さらに、「医療分野の研究開発に関する専門調査会の開催について」が決まりました。
  ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/suisin/dai1/siryou04.pdf
  ↓
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医療分野の研究開発に関する総合戦略の策定に係る専門的な事項の調査・検討を学術的・技術的観点から行うため、医療分野の研究開発に関する専門調査会(以下「専門調査会」という。)を開催する。

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さらにさらに「健康・医療戦略推進会議の開催について」が決まりました。(ほんと、日本人って、会議(合議)が好きだよね。)
  ↓
「健康・医療戦略推進会議の開催について」
  ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/suisin/dai1/siryou05.pdf
  ↓
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

健康・医療に関する成長戦略に係る取組を関係府省が連携して推進するため、健康・医療戦略推進会議(以下「推進会議」という。)を開催する。

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そして、次の資料があります。
  ↓
●新たな医療分野の研究開発体制について(案)
  ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/suisin/dai1/siryou06.pdf




上記の資料の2ページ目に「日本版NIH」という文字があります。

日本版NIH=医療分野の研究開発の司令塔機能

「健康・医療戦略推進本部」というのができて、これは本部長を内閣総理大臣が務めるのですが、この本部が、日本版NIHの機能を持つのかな?(よくわかりません。)

この本部の下に「タスクフォース(仮称)」があり、さらに、その下に「健康・医療戦略推進会議」があるようですね。

この「健康・医療戦略推進会議」の下に2つの組織があり、「医療国際展開タスクフォース」と「創薬支援ネットワーク協議会」があります。

また、「健康・医療戦略推進本部」に対して政治的助言を与える「健康・医療戦略参与」が加わり、さらに専門的・技術的助言を与える「医療分野の研究開発に関する専門調査会(仮称)」が加わります。

う〜〜ん、この「健康・医療戦略推進本部」(日本版NIH)には多くの権限が与えられています。(PDFの3ページ目)
   ↓
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1.推進本部の設置

・8月2日に、内閣に、総理を本部長とする推進本部を設置。

・推進本部は、医療分野の研究開発の司令塔として、一元的な予算要求配分調整等を通じ、戦略的・重点的な予算配分を行うとともに、年明けを目途に、医療分野の研究開発に関する総合戦略(以下「総合戦略」という)を策定し、重点化すべき研究分野とその目標を決定する。

・推進本部は、研究者からなる有識者会議を設置し、総合戦略を策定する上で必要となる学術的観点からの専門意見を聴取する。また、産業界等の有識者からなる参与会議において、医療分野の研究開発の出口戦略等に関する専門意見を聴取する。

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予算権限も強大です。(これが大事!)
   ↓
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2.推進本部による一元的な予算要求配分調整

・総合戦略に基づき、戦略的・重点的な予算配分を行うため、要求段階から、政治の強力なリーダーシップにより、一元的な予算要求配分調整を実施する。

・このため、概算要求前に、

@ 推進本部において、「医療分野の研究開発関連予算の要求の基本方針」を提示する

A これを受け、各省は、医療分野の研究開発関連予算についての全ての要求を、内閣官房に提出する

B 医療分野の研究開発関連予算の要求にあたっては内閣官房の了解を得る

ものとする(推進本部において、この方針を決定)。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


日本では科学、特に「医療」に関する予算、仕事は厚生労働省と文部科学省、経済産業産省などに分散されてしまっています。

これが非効率的なので、健康・医療に関する予算と仕事を1か所で管理しよう、というのが日本NIHの役割です。(アメリカンの本家のNIHと同様に。)



でもって、「一元的な研究管理を行う独立行政法人」ができるようです。
   ↓
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

●一元的な研究管理を行う独立行政法人の業務

・総合戦略に基づき、国として戦略的に行うべき実用化のための研究を基礎段階から一気通貫で管理するため、現に各省でそれぞれ行われている、競争的資金など研究者・研究機関に配分される研究費及び当該研究に係るファンディング機能について、新独法に集約し、一元的に管理する。
(注)科学研究費助成事業(文部科学省)については、(参考1)を参照

・加えて、研究開発をより効果的・効率的に推進するため、研究開発の基盤整備に係る予算(臨床研究中核病院に対する補助事業等)についても新独法に集約し、医療分野の研究開発関連予算を一元的に執行する。

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この独立行政法人が実質的な日本版NIHってことでしょうかね。

●「新たな医療分野の研究開発体制の全体像」というのが4ページ目にあります。
   ↓
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推進本部

○ 医療分野の研究開発に関する総合戦略を策定

○ 医療分野の研究開発の司令塔として一元的な予算要求配分調整を実施

○ 調整費の使途を戦略的・重点的な予算配分を行う観点から決定

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この推進本部が予算を一括管理します。(ここが最大の特徴です!!)


その予算の配分先ですが、次の3つが主にあります。

(1)◎研究者の発意によるボトムアップの基礎研究(科学研究費助成事業)

(2)◎国が定めた戦略に基づくトップダウンの研究

・新独法に約1,000億円を集約・一元化

・PD、POによるマネジメント

(3)◎インハウス研究(国の研究機関)



上記のPDとはプログラムディレクターのことを指し、POとはプログラムオフィサーを指しているようです。(どんな仕事をする人かは知りません。)


(2)にある「新独法」というのが上記の「一元的な研究管理を行う独立行政法人」と思われます。

また「臨床研究中核病院等」の文字も上記の4ページ目にあります。

「研究を臨床につなげるため、国際水準の質の高い臨床研究・治験の確実な実施」が「臨床研究中核病院等」のお仕事ですね。


◎インハウス研究(国の研究機関)の所には、国立高度専門医療研究センター(NC)、理化学研究所、産業技術総合研究所、国立感染症研究所等の名前があげられています。


明日へ続く






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posted by ホーライ at 06:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本版NIH | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月25日

実行力のある人に変わる方法(5)

「すぐやれない」のであれば、嫌でもすぐやる状況を作ってしまうのも手です。

まず「誘導タスクを設定する」という方法が考えられます。

たとえば、部屋の片づけがすぐやれない、としましょう。(僕のことだ。)

会社から部屋に戻ってもすぐテレビをつけしまい、なかなか部屋の片づけができない。

そんなときは、朝、部屋を出る前に、片付いていない荷物の山を玄関に置いてから、出ていきます。

こうしておけば、次に部屋に戻ってきたときは、嫌でも少しは片づける必要性が出てくるでしょう。

少しは片づけないと、部屋に入ることすらできないからです。

そうやって「少しの片づけ」をしてみると、その「勢い」で、部屋の片づけ掃除を始められるかもしれません。

このように「最初の一歩」を踏み出すための作業を「誘導タスク」といいます。

そして、自分がやりにくいと思う作業には「誘導タスク」を仕掛けられないか、工夫してみるといいでしょう。



現代において「仕事の速い人」というのは、効果的に所有物を減らせる人であり、的確な基準を持ってモノを捨てることのできる人です。

モノの多すぎる時代なので、「保存すること」の価値は低くなっています。

分け隔てなく何でも取っておく人には逆に不利な時代です。

これは「すぐやる」ことと深く関係しています。

すぐやれない、というのは、すべきことを選択できない、ということです。



結果を気にしすぎると「すぐにやれない」ということがあります。

電話でアポをとるぞ、という人には、「●件、アポを取るぞ」ではなく「●件、電話をするぞ」という意識が必要です。

筋トレだって、ダイエットだって、英語学習だって、すぐに効果が出るわけではありません。

効果にフォーカスしてしまうと、すぐに挫折してしまいます。

そうではなくて、「数」にフォーカスすることです。

何キロやせる、ではなく、何キロ走る。

腹筋が割れるようにする、ではなく、毎日100回、腹筋運動をする。

TOEICで600点を取る、ではなく、毎日1時間、英語を聞く。



効果にこだわると「次の一歩」が出なくなる恐れがあります。

ただし、「全てのことをすぐにやる」ことは「不可能」であることも覚えておきましょう。



ところで、あなたは小学校の夏休みの宿題は「すぐにやる」方でしたか?それとも「8月の下旬にまとめて(しかも焦りながら)やる」ほうでしたか?

「小心者」の僕は前者でした。(だから、何だ? という話でもありますが。)



●「とりあえずやっている」うちは本質にたどりつかない

とにかく動いているけれど、仕事が進んでいかない、という人の状況は深刻です。

本人も周囲も仕事が進んでいないことに気づかないからです。

たくさんやるべきことはあるけれど、何からやればいいかがわからない。

やるべきことを絞れない。

絞れないから「とりあえずこれをやろう」ということになる。

これが「ただ動いているだけの人」への入り口です。

あなたの仕事から「とりあえず」を排除していきましょう。




●では、「とりあえずやる」を防止するためにはどうすればいいでしょうか?

これにはタスクリストを構造化することが必要です。

タスクリストの構造化とは作業の順番や段取りをハッキリさせる、ということです。

仕事を正しくすぐにやるために、まず、構造化、階層化してみましょう。

たとえば「経費精算」「企画書作成」「プレゼン資料作成」とあったら、どれをどのようにどの順番でやるかということを決めることが重要です。

どの作業からどのようにやるかが決まっていないと、「とりあえずメールのチェック」などということになってしまいます。



●「衝動」が起きないとやれない、ではダメ

仕事だけでなく、ダイエットや運動であっても「とりあえず走ってみよう」ということでは続きません。

「とりあえず」で始めた行動は、ただ「衝動」によって動いているだけです。

「衝動頼み」になってしまうと、次にまたその衝動が起こらない限り実行できなくなってしまいます。

ですから、構造化して、段取りを考えて、ステップを踏んでやらなければ駄目なのです。

ダイエットであれ、勉強であれ、きちんと計画を立てておく、何をやり、何をやらないか(これが大事!!)を事前に決めておき、決めたら、迷わずに進みましょう。



以上





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