今週の物語の前に、ご連絡を。
国際共同治験を担当して、モニタリング報告書を英語で作成しなければならない、というような人に参考になる本の紹介です。
国際共同治験で「モニタリング報告書」を英語で書く時に参考になる本の紹介です。
★★★ 国際共同治験でモニターが英語のモニタリング報告書等を作成する場合に参考になる本。★★★
●「グローバル治験で必要となるモニター英語」・・・基本的、入門者用に適している。
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4864280231/horaihonoyomu-22/ref=nosim/あるいは、下記
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http://www.science-t.com/st/cont/id/16656 プレゼンのコツもあり。入門者用。
英文の書き方を「化学反応」のように分析して、英文を組み立てるコツが書かれています。
また、「基本的な英単語」を使って英語のモニタリング報告書を書くための事例も豊富です。
●「医薬品開発ー承認申請ー市販後業務のための 英単語・英語表現」・・・入門者用
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4840740720/horaihonoyomu-22/ref=nosim/この本はどちらかと言うと「有害事象」や「副作用」を報告する場合に適した事例が多い。
上記の本と同様に「基本的な英単語」とその事例が記載されていますので、英語のモニタリング報告書を記載するときに役立ちます。
●「国際共同治験Q&Aと英文モニタリング報告書の書き方例」・・・難しい。上級者用。長い文章作成用。
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http://www.mplanguage.co.jp/book/recommendbook/ これはちょっと難しいかな。
1日のモニタリングの流れに沿った、長めの英語のモニタリング報告書を書く際に参考になります。
以上が国際共同治験を担当したモニター等が英語のモニタリング報告書を書く時に参考になる本です。
英語のモニタリング報告書作成以外に、一般的に英文を作成する際に役立つ本は以下のものです。
●英語ライティングルールブック 第2版 正しく伝えるための文法・語法・句読法
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887245165/horaihonoyomu-22/ref=nosim/次にビジネス英会話に役立つ本をご紹介致します。
●「英会話ペラペラビジネス」
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757405804/horaihonoyomu-22/ref=nosim/ビジネス英語だけでなく日常の英会話全般に役立つ本です。
まずはここにあるフレーズを全て「頭ではなく口」で暗記すること。(音読を繰り返す。)
●もっとビジネスに特化するなら
以下にご紹介する本は呆れるほど薄い本なのですが、とにかく「基本的な英会話のフレーズ集」です。
「薄い本」なので、途中で挫折しない、というのが大事なのです。
以下の本の中で紹介しているキーフレーズを全て「頭ではなく口」で暗記してください。
そのためには、キーフレーズを30回以上、音読します。(できたら80回以上。)
すると、英文が「考えなくても口に出てくる」というような状態になれます。
僕が実際に社内の「英会話」の講義や「メルマガ」で利用している本です。
●「ビジネス英語 会話編」(入門用)
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901429590/horaihonoyomu-22/ref=nosim/ビジネスシーンに仕える超基本的な英会話のフレーズ集です。
この本に出てくる全てのフレーズを「頭ではなく口」で暗記すること。(音読を繰り返す。)
この「音読を繰り返す」は英語をモノにする基本でコツです。(以下同様。)
●「速効ビジネス英語プレゼンテーション編」(中級者用)
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757411863/horaihonoyomu-22/ref=nosim/●「50の超シンプル表現だけで乗り切れる速効ビジネス英語 会議編」(中級者用)
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757412312/horaihonoyomu-22/ref=nosim/●「速攻ビジネス英語 ディスカッション編」(中級者用)
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757411871/horaihonoyomu-22/ref=nosim/ 以上、僕が実際に社内の「ビジネス英会話入門」という研修で実際に使った本のご紹介でした。
また、下記のメルマガ(気楽に1分〜脳に染み込む医学論文・頻出単語!)は必見です! とても役立ちます。(もちろん、無料!)
↓
http://medieigo.com/list/mm/mailmagazineでは、今週の物語に入ります。
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ホーライ「やぁ、キャサリン、突然、呼び出してゴメン。」
デーモン「キャサリン、調子はどう?」
キャサリン「え。まぁまぁよ。どういうこと?突然の呼び出しって。」
ホーライ「きみもご存じのとおり、ここ3年間、我が社の利益はよくない。それで開発プロジェクトの見直しを行った。」
キャサリン「それで?」
ホーライ「それで、プロジェクトの開発優先順位でトップは「肝機能障害治療薬」を持ってきて、次に「糖尿病」にして、きみのプロジェクトは残念ながら、優先順位を大幅に下げた。」
キャサリン「どいうこと?具体的にはどうなるの?」
デーモン「きみが担当しているオーファンドラッグのHORAI01の予算は半減。モニターは今、5人いるけれど、そのうち2人を「肝機能」に、1人を「糖尿病」に異動してもらいたいんだ。誰を異動させるかの人選はきみに任せる。」」
キャサリン「え!!モニターがたった2人で開発しろって言うの?そして予算は半減? 信じられない。これはオーファンドラッグなのよ! ホーライ、あなた、悪魔に心を売ったの?」
ホーライ「これは決定事項なんだ。ただ、開発期間は1年の予定だったけれど、2年に延長していい。」
キャサリン「分かった!・・・・・じゃ、開発を半年で終わらせるから、新薬承認申請後に、モニターたちに特別休暇を1ヶ月ちょうだい。」
ホーライ「いいよ。もし、半年で治験が終わったらね。以上だ。じゃ、解散。」
デーモン「キャサリン、落ち着け!」
キャサリン「落ち着いているわよ!」
デーモン「いや、落ち着いていないな。治験を半年で終わらせるなんて、狂気の沙汰だぜ。」
キャサリン「あのさ、1年の予定が2年になった場合、モニターのやる気は緊張すると思う?弛緩すると思う?」
デーモン「まぁ、弛緩するわな。」
キャサリン「デーモン、私たち、これまで親友だったわね?」
デーモン「まぁね。」
キャサリン「これからも、きっと、そうよね?」
デーモン「もちろん。」
キャサリン「それで、お願いがあるの。」
デーモン「何?」
キャサリン「モニターの教育担当をやっているおじさんたちが3人いるわよね。」
デーモン「あぁ。飲み友達だ。」
キャサリン「あの人たちに、治験の手伝いをお願いして欲しいの。」
デーモン「え?彼らにやらせるの?」
キャサリン「簡単な、IRBの申請資料作成とか、SDVの手伝いを半年でいいから、時々、手伝って欲しいの。」
デーモン「なるほど。半年限定なら受け入れやすいかも。それで、半年にしたのか。まぁ、説得してみるよ。でも、彼らにできるかな? それにモニターの資格があったけ?」
キャサリン「あのさ。SDVひとつもできないで、モニターの教育担当やっているの? モニターの認定の権限はSOPではあなたにあるでしょ。今日中に認定して。」
デーモン「了解。」
キャサリン「私のほうはQCのマリアンに頼んで1人だけでもいいから、やっぱり簡単な資料作成をお願いするつもり。」
デーモン「うん。あと、製販後の部署にも1人ぐらい、手伝いができそうな奴を知っているから、俺から頼んでみるよ。」
キャサリン「あとね、異動してもらうのはMとLとSにして、残ってもらうのは花子と太郎にするわ。」
デーモン「え!? いいのか? 花子はまだモニター歴3年だし、太郎だって5年だ。むしろベテランのLとかを残したほうがいいんじゃないのか?」
キャサリン「いえ。半年の勝負だから、体力勝負なのよ。若い方がいいわ。それに花子も太郎もあなたが思っている以上に優秀よ。これから二人を呼んで説明するわ。」
デーモン「でも、半年でオーファンの患者を集められるのか?」
キャサリン「それについては、ちょっとしたアイデアがあるの。」
(続く)