2011年05月17日

●モニター(CRC)の人材育成「次の一歩」・・・後輩を育てる。責任感を持つ。

やまちゃん「初心者を少し卒業したモニター(CRC)が目指すことは、ほかにあるかしら?」

なつき「後輩を育てる。モニター歴3年以上なら、まずそれを意識する。」

みたらし大福「そのためには、自分も成長していないとできないわ。だから、ホーライ製薬では2年目社員に、新入社員の日常的な指導をするように決めている。」

織姫「どんな指導?」

ヨコタテ「電話の出方、かけかた。会議の準備。議事録の作成・・・・エトセトラ。」



薬師寺「チューター制度をとっている会社も多いね。」

のん「そうそう。だいたい、3年目から5年目ぐらいのモニターに新入社員をつけて相談にのってやったり、仕事の指導をしたりね。」

ぼつ「それは同じグループの上司のや先輩の仕事じゃないの?」

パピヨン750「もちろん。ただ、直属の上司や先輩には話しにくいこと、相談しにくいこともあるから、隣のチームの斜め前ぐらいにいる人をチューターにする会社もある。」



港野陽子「とにかく、自分が育ってきたら、これからは後輩を育てるのが恩返し、ぐらいの意識を持って欲しいよね。」

みかん「そのために、日頃から自分を律する意識が大事だ。」

ゆーり「目標にされるつもりでね。『あの先輩モニター(CRC)のようになりたい』と思われるようになりましょう。」

トトロ「組織やチームのメンバーも、いつまでもモニターを初心者扱いしないで、仕事を任せてみよう。」

まひな「そうそう。仕事が人を育てる、というからね。」

ヨ−イチ「ということで、先輩になったら、後輩を育てる、という意識を持ち、実践する、と。」



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2011年05月16日

●モニター(CRC)の人材育成「次の一歩」・・・治験関係者と絶大なる信頼関係を構築する

ルーシー「新人モニター(CR)が次のステップとして目指すことだけど、ほかには?」

デーさん「創薬ボランティアのリクルート促進ができること。CRFを早期に作成してもらうこと。SDVを素早く確実にできること・・・かな。」

しまうま「どれも難しいわね。」

プリンセス・オーロラ「CRCなら、自分が治験の説明を創薬ボランティアに実施することもあるので、そこで工夫をすればいいとは思うけれど、モニターはどうしたらいいの?」

kaizer11「まず、徹底的に治験薬のポテンシャルを治験責任医師等に伝える。そのためには、自分が担当する治験薬の特徴をしっかりと把握すること。」

震電「自分が情熱を持てない治験薬に、治験責任医師に熱意を持って治験をやってもらうことなんて不可能だ。虫のいい話だ。」

ふじおねえ「じゃ、治験薬の知識をしっかりと身につければいい?」

ブライアン成田「それだけではまだ不十分。治験責任医師、治験分担医師、CRCとの絶大なる信頼関係を構築できないと、治験は進まない。」



よっきゅん「どうすれば信頼関係が築けるのかしら?」

メタルナイト「日頃から、コミュニケーションをしっかりと持つ。自分が担当する疾患領域の深い知識がある。」

秘密研究員「ぎゃくに、ドクターの話についていけないと、信頼関係なんで、どだい無理な話だよね。」

ドンドン「どうやって疾患領域の知識を身につければいいの?」

ピクミン「論文を読む。ネットで検索してみる。専門書を読む。時にはドクターに教えを請うてもいいと思う。あまりにも基本的なことをドクターに質問すると、あきれかえられるので、基本じゃなく、専門的なことをね。」

くも「それだけで信頼されるかしら?」

ひで「あとは、普段から誠意を持って仕事をすること。どんな職種であれね。」

翡翠「誠実な人柄になることは生まれつきではなく、訓練でなれる。日頃からの問題意識だ。」


やなか爺「OK.治験を促進するために、治験薬の特徴を訴える。医師やCRCと日頃からコミュニケーションをはかり、信頼関係を構築する。誠実な人間を目指す、と。」

ゆみぴー「疾患の勉強も忘れずにね。」



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2011年05月15日

モニター(CRC)の人材育成「次の一歩」・・・実務のエキスパートを目指す

みっちーK「GCPもSOPも覚えたモニター(CRC)は次に何をしたらいいの?」

かずさ2号「次は実務のエキスパートになることを目指せばいいわ。」

さら「どういうこと?実務のエキスパートって。」

フロリス「たとえば、モニターならモニタリングのエキスパートになる。」

黒丸「もっともっと、具体的に言うと?」

ちゃちゃ「まず、創薬ボランティアの安全性を確認する。ドクターやCRCに会うたびに、治験に参加している創薬ボランティアに何か、副作用や有害事象が発生していないかを確認することだね。」

ヨネヤマ「それも、ただ、『被験者識別コード 001の患者さんに副作用は発生していませんか?』と漠然と聞くのではなく、『今回の治験薬は副作用として頭痛がありますが、001の患者さんに頭痛はおきていませんか?』と具体的に質問するといい。」

ハレ〜「さらに、重篤な有害事象や副作用が発生したときの情報収集力を高める。」

BECK「そうね。重篤な有害事象(副作用)が発生したときって、情報の収集と整理に忙殺されますよね。」

ぽちりん「ドクターにも多くの資料作成をお願いすることになるので、そういう場面でもきっちりとコミュニケーションをとれる度胸、技量が欲しいところ。」

MT「重篤な有害事象の発生経緯とか、治験薬との因果関係とか、かなり重要な情報を扱うことになるので、新人のモニターは特に注意が必要だ。」

カッコ亀井「僕にも経験があるよ。肺水腫が発生して、最初、ドクターは治験薬との因果関係を疑っていたけれど、色々と調べたら、併用していた薬剤の副作用だったとかね。」

ぷか「抗がん剤や免疫抑制剤などの治験では特に注意が必要だ。」



JOYママ「安全性情報をドクターやCRCに伝達して、注意喚起する必要もある。」

十条「別の病院で発生した予測できない重篤な副作用などだね。」

オチケン「そういう場合、「緊急情報のレター」を出すことが多いけれど、たんに治験責任医師に郵送するだけではなく、きちんとそのレターを持参して説明することも忘れないでね。」

るみ子の酒「つまり、メリハリってこと。緊急の場合、重要な場合、というケースを自分で判断できるようになったら一人前だ。」

社長秘書「そのためには、どうしたらいいのかしら?」

大黒「一番いいのは経験を積むことだけど、それだけを待っていてもダメなので、先輩モニターの様子をつぶさに観察することが大事だ。」

くりこ「普段から日常業務のプライオリティ付けを習慣化するといい。それに馴れると、いざ、という時にも慌てない。」

スナフキン「24時間目いっぱい頑張る、というのは掛け声としてならいいけれど、実際には無理。頑張れる時間を自分で考えて、集中する訓練をするといい。」

こさめ「ここまでをまとめると・・・・・・安全性情報の入手に努める。安全性情報の提供は確実に。そしてメリハリをつけて物事に取り組む、というところだ。」

ルパン三世「そのための訓練として、日々の仕事に優先順位をつけること。先輩モニターのやることをよく観察すること。」


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2011年05月12日

製薬会社の戦略を練る★製薬会社の今後・・・(フィクションです。)


ピース「今後は、特にベンチャー企業や大学の研究所との連携を深めていきます。」

あんみ2「深めていくって、具体的に言うと?」

徳大寺道子「資金提供、ノウハウ提供、技術提携・・・等です。場合によってはM&A。」

ガンバスター「最近、そういうのが業界としても流行っているね。」

むっちー「今後は、全部丸ごと自社で、というのは難しいですからね。」

いっちー「どうして、そうなったの?」

みっちーK「まずは、開発費が膨大になったということね。それとアカデミアがより実践的になってきたから、というあたりかな。」

かずさ2号「ベンチャー企業も独自のカラーを出してきたというのもある。」

さら「付き合い方も、緩い提携から、吸収、買収まで様々な関係を検討しないといけない。」

フロリス「その時に、その会社の戦略が必要になってくるというわけか。」

黒丸「そう。資本には限度があるから、必然的に、選択を迫られる。」

ちゃちゃ「幅広く手を出し過ぎて、倒産する、というのは、どこの世界にもあることなので、拡大には注意が必要だ。」

ヨネヤマ「でも、あまり慎重だと、尻すぼみ、なんてことにもなる。」

ハレ〜「難しいな。」



BECK「これは、製薬業界だけの話じゃないけれどね。」

ぽちりん「だから、中期戦略という手法をとり、5年程度で戦略を見返していくわけか。」

MT「流れとしては、まず、自社の強みがある領域は積極的に資本投資していき、それと同時に、今後、開発が進みそうで、かつ、市場価値が高い分野に着手していく、という路線かな。」

カッコ亀井「時代の読みが必要となる。社会からの要求とシーズの出現がある所を、いかに見つけるか、だ。」

ぷか「オーファンドラッグを専門的に進める会社もある。」

JOYママ「それは社会的ニーズもあるし、経済的にも免税などがあるから製薬会社としては選択肢のひとつに大いになりうるね。」

十条「ベンチャーは、そういうところが多いな。」

オチケン「と言うことで、ホーライ製薬としては、がん領域、生活習慣病領域、中枢神経領域の3分野に注力していくことにします。」

るみ子の酒「せめて、赤字にならないことを願っています・・・・・・・。」



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posted by ホーライ at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | プロジェクト会議 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月11日

製薬会社の戦略を練る★拡大か集中か・・・(フィクションです。)

チビ姫「そこで、問題はこれからのことです。新規領域を今後、開発するか、それとも現在の抗がん剤、高脂血症、アルツハイマーの3分野に絞っていくか?です。」

なつきさんのお嬢さん「それこそ、予算の話になると思うから、当面は3分野で絞っていくしかないんじゃない?」

りら「ですが、たとえば非臨床試験、スクリーニング等で、新分野の治療薬の候補物質が出てきたら、どうします?」

通りすがりのお方「それは自社開発がいいんじゃないの?」

おかめ「でも、今までの開発経験が無い分野だとゼロからになる。」

アーリータイムズ「ということはさ、新規分野は捨てるの?」

かりん「それはしない。だから、新規物質が出てきた分野によって、自社開発するか、それとも他社と共同開発にするか、あるいは、導出(ライセンスアウト)するか、はたまたクロスライセンスするか。」

アロウ「導出(ライセンスアウト)って何?」

ムーミン「導出(ライセンスアウト)とは、どこか他社に開発の権利を売る、ということね。新薬として販売始めたら、売り上げの数パーセントを当社に払ってもらう、とういこと。」

ゆうこ「リスクも少ないけれど、ベネフィットも少ないというわけ。」

Binobin「クロスライセンスって何?」

あんころ「クロスライセンスとは、他社の開発品目と交換して、開発の権利を売買する、ということ。」

ゆ「たとえば、当社で開発経験の無い新規物質、抗不整脈の候補物質をA社に開発権を与える代わりに、A社の抗がん剤について、当社に開発権利を貰う、ということ。まぁ、物々交換というところね。」

へい太郎「さっきのX社のアルツハイマー治療薬の開発方法が「ライセンスイン」ということになります。」




おきょう「OK。じゃ、話をもとに戻します。新規物質が出てきたら、個々の物質ごとに自社開発するか、ライセンスアウトするか、クロスライセンスにするかを検討することにします。」

薬作り職人「M&A(mergers and acquisitions(合併と買収)は?」

アブラハム「それもまた、リスク・ベネフィットのバランスを個々に考えるのが原則だけど。」

ペイン「ということは、積極的に考える、ということ?」

ZOO(ズー)「いえ。今のところ考えない、というのが基本とします。」

さりさり「相手から話を持ちかけられたら?」

吉野川 みなみ「その時はもちろん、当社の戦略に合致するかどうかで検討します。」




ken2「M&Aしておいて、先方の社員をリストラする、というのもあり、ですか?」

トモチカ「そうならざるを得ません。ただし、そういう事態が発生したら、先方の社員か、当社の社員かは、問いません。残したい社員を残す、ということです。」

のの「なるほど。そりゃそうだ。」

かき氷「いえ、実は、それが現状では当たり前ではなく、とぢらかというと吸収される側の社員が辞めざるを得ない状況になります。」

澤田「M&Aの話が出始めたら、自分の身の振り方を考えないと。」

てぃん「それでは遅いのよね。M&Aの話が出ようと出まいと、自分の市場価値を上げておくのが、これからの社会人の鉄則だね。」

フクちゃん「やれやれ。そういうことだ。」

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posted by ホーライ at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | プロジェクト会議 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする